製作陣が意気込みを熱く表明!大泉洋 主演『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』北海道庁表敬訪問 レポート

大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した、渡辺一史による書籍「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」の実写化となる、大泉洋主演、高畑充希、三浦春馬共演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が2018年冬に公開される。このほど、北海道が本作の舞台でありロケ地となることを受け、本作の製作陣が北海道庁へ表敬訪問した。

本作は、幼少期から難病にかかりながらも自らの夢や欲に素直に生きた鹿野靖明と、彼を支えたボランティアたちと家族の実話の物語。オール北海道ロケ作品として、北海道命名150周年を迎える今年、札幌市などの全面協力のもと、6月から7月上旬にかけて撮影を予定している。

映像企画担当の武田功は「北海道が誕生して150年という節目の年に、北海道が舞台となる本作を製作させていただけることをありがたく思っております。北海道の皆さまのお力添えがなければ完成しない作品だと思います」と記念すべき年に本作を製作できることに感謝の意を示した。それに対し、阿部啓二副知事は「主演の大泉洋さん(鹿野靖明役)も北海道出身であり、北海道としても命名150周年という記念の年でもありますので、実際に鹿野さんが住んでおられた道営住宅での撮影などのお手伝いもさせていただきました」と、本作の撮影を支援した流れにも言及。実際に鹿野が使用していた場所で撮影ができることに対して武田は、「作品にリアリティが出ますし、前田哲監督もとても喜んでおりました。みんなに愛を伝えられる、感動できる作品にしていきたいと思っております」と語った。

本作のプロデューサーの石塚慶生は「撮影は、鹿野さんが実際に旅行に行かれた美瑛での撮影も予定しており、皆様のご協力のおかげで実際に泊まられていたペンションでの撮影もご協力いただけることになりました。また、札幌、旭川でも撮影しますが、自然の多い旭山公園や八剣山の果樹園、さらには鹿野さんが実際通っていた病院も撮影にお借りする予定です」と述べ、北海道でのオールロケ撮影であること、鹿野が実際に訪れた地でも多く撮影することについても語った。また「北海道での撮影ということで、監督とともにオーディションを開催したのですが、札幌の方も多く出演者として採用させていただきました。みなさんとても演技力が高く、幅広い層の方に出演していただくことになりました」と、北海道全体から協力を得る点についても言及した。

また、石塚は「鹿野さんは松竹の寅さん(『男はつらいよ』)や浜ちゃん(『釣りバカ日誌』)のような主人公だと思います。鹿野さんは実在の人物ですが、そこに人が集まって、彼とぶつかって、交流していく中で、それでも彼から離れられないという、寅さんや浜ちゃんと共通する部分があると思います。そういう部分を本作の中でも描ければ良いなと思います。“血がつながっていないけれど家族である”というのは、松竹らしいテーマでもあり、世界に通じるテーマでもある。海外でも観ていただけるよう、観た人たちが北海道に来たくなるような作品にしていきたい」と製作への意気込みを語った。最後に、阿部副知事は「北海道の清々しい大地の中で、こうして一つの映画が撮影されることに我々も楽しみに期待しておりますので、宜しくお願いします」と締めくくった。

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
2018年冬 全国ロードショー
監督:前田哲
原作:渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(文春文庫刊)
脚本:橋本裕志
出演:大泉洋 高畑充希 三浦春馬
配給:松竹

【ストーリー】 北海道の医学生・田中(三浦春馬)はボランティアとして、体が不自由な鹿野(大泉洋)と知り合う。病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在だった。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に惚れ、彼女へのラブレターの代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていて…。奇妙な三角関係は、鹿野の主治医やベテランボランティアたちを巻き込んで大変な騒動に!しかし鹿野の病状は徐々に悪化、体はますます自由が利かなくなっていく。そんな鹿野には、生きているうちにどうしても叶えたい夢があった―。