『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ監督と『英国王のスピーチ』のコリン・ファースがタッグを組み、レイチェル・ワイズ共演で贈る海洋冒険ドラマ『喜望峰の風に乗せて』が、2019年1月11日より公開されることが決定した。併せて、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。
本作は、ヨットによる単独無寄港世界一周レースに挑んだ男と彼を待つ家族、その夢に熱狂する人々を描いた感動の実話。1968年、イギリス。ヨットによる単独無寄港世界一周を競うゴールデン・グローブ・レースが開催されることになり、華々しい経歴のセーラーたちが参加する中、ビジネスマンのドナルド・クローハーストが名乗りを上げる。アマチュアの果敢な挑戦にスポンサーも現れ、ドナルドは家族の愛を胸に出発するが、彼を待っていたのは、厳しい自然と耐え難い孤独、そして予想もしなかった自身の行動だった。
監督は、天才物理学者ホーキング博士とその妻との愛を描いた『博士と彼女のセオリー』がアカデミー賞5部門にノミネートされたジェームズ・マーシュ。主人公ドナルドには、『英国王のスピーチ』で同賞を受賞したコリン・ファースが扮し、さらに『ナイロビの蜂』でオスカーを獲得したレイチェル・ワイズを筆頭にデヴィッド・シューリス、マーク・ゲイティス、サイモン・マクバーニーらが出演する。音楽は『博士と彼女のセオリー』『メッセージ』『ボーダーライン』のヨハン・ヨハンソン、撮影は『モーターサイクル・ダイアリーズ』『イントゥ・ザ・ワイルド』のエリック・ゴーティエが担当した。ロケは実際にクローハーストを応援していた、海辺のリゾート・テインマスで敢行された。
今年の7月より、クローハーストが参加したゴールデン・グローブ・レースの第2回大会が、第1回開催から50周年を記念して開催されている。この大会に再び注目が集まるが、参加者全18人のうち10名がすでにリタイヤし、50年の時を経てもその過酷さがうかがい知れる。
『喜望峰の風に乗せて』
2019年1月11日(金) TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
監督:ジェームズ・マーシュ
脚本:スコット・Z・バーンズ
出演:コリン・ファース レイチェル・ワイズ デヴィッド・シューリス マーク・ゲイティス
配給:キノフィルムズ
【ストーリー】 1968年イギリス、ヨットによる単独無寄港世界一周を競うゴールデン・グローブ・レースが開催される。経験を積んだセーラーたちが参加する中、アマチュアで航海計器を扱う会社を経営するビジネスマンのドナルド・クロウハースト(コリン・ファース)が名乗りをあげる。レース用のヨットを持たないドナルドの果敢な挑戦にスポンサーも現れ、周囲の期待に押される中、ドナルドは妻クレア(レイチェル・ワイズ)と子供たちを残し出発する。だが、彼を待っていたのは、厳しい自然と耐えがたい孤独、そして予想もしなかった自身の行動だった―。
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