福島県双葉町の伝統をハワイの人々が唄い継ぐ 中江裕司監督によるドキュメンタリー『盆唄』2019年2月公開!

映画『ナビィの恋』や『ホテル・ハイビスカス』を手掛けた中江裕司監督による最新ドキュメンタリー映画『盆唄』が、2019年2月15日より公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、福島県双葉町の豊かな伝統芸能とハワイのボンダンスや日系文化にまつわる音楽とその背景を、中江監督が3年の歳月をかけて撮りあげたドキュメンタリー。2015年、東日本大震災から4年が経過した後も、福島県双葉町の人々は散り散りに避難先での生活を送り、先祖代々守り続けていた伝統「盆唄」消滅の危機にひそかに胸を痛めていた。そんな中、100年以上前に福島からハワイに移住した人々が伝えた盆踊りが“フクシマオンド”となって、今も日系人に愛され熱狂的に踊られていることを知る。双葉の人々は、盆唄を披露すべくハワイ・マウイ島へと向かい、やがて故郷と共にあった盆唄が、故郷を離れて生きる人々のルーツを明らかにしていく。

ポスタービジュアルは、夕暮れ時のハワイで、福島県双葉町の人々が演奏しているやぐらを囲み、大勢の人たちが踊る盆踊りの賑やかな様子を切り取っており、福島とハワイの知られざるつながりを感じさせる象徴的なビジュアルとなっている。

本作は、第19回東京フィルメックス(11月17日~25日開催)にて、特別招待作品として11月24日に上映されることが決定している。

『盆唄』
2019年2月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー&フォーラム福島、まちポレいわき同時公開
監督:中江裕司
撮影:平林聡一郎
編集:宮島竜治 菊池智美
アニメーション:池亜佐美
出演:福島双葉町のみなさん マウイ太鼓
声の出演(アニメーション):余貴美子 柄本明 村上淳 和田總宏 桜庭梨那 小柴亮太
配給:ビターズ・エンド

【作品概要】 2015年。東日本大震災から4年経過した後も、福島県双葉町の人々は散り散りに避難先での生活を送り、先祖代々守り続けていた伝統「盆唄」消滅の危機にひそかに胸を痛めていた。そんな中、100年以上前に福島からハワイに移住した人々が伝えた盆踊りがフクシマオンドとなって、今も日系人に愛され熱狂的に踊られていることを知る。双葉の人々は盆唄を披露すべく、ハワイ・マウイ島へと向かう。自分たちの伝統を絶やすことなく後世に伝えられるのではという、新たな希望と共に奮闘が始まった。やがて故郷と共にあった盆唄が、故郷を離れて生きる人々のルーツを明らかにしていく。盆踊りとは、移民とは。そして唄とは何かを探し求める200年におよぶ物語―。

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