音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラスの人生を、没後40年にして初めて綴った映画『私は、マリア・カラス』が、12月21日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。
監督のトム・ヴォルフは、3年にわたる“真のマリア・カラスを探す旅”で、彼女の未完の自叙伝やこれまで封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像や音源を入手。自宅でリラックスする素顔や友人たちと豪華クルーズを楽しむ姿を収めた8ミリや16ミリのプライベートフィルム、熱狂的なファンが無許可で撮影したパフォーマンス、放映ではお蔵入りとなったTVインタビューなど、劇中の実に50%以上が初公開素材で、これまでモノクロでしか見られなかった映像も写真を基にカラー化した。
未完の自叙伝で語られる言葉、友人や愛する人に宛てた手紙は、映画『永遠のマリア・カラス』でカラスを演じたファニー・アルダンが命を吹き込むように朗読。本作では、スキャンダルやバッシングの嵐の中、プロフェッショナルとしてのプライドを胸に倒れても歌うことを諦めなかった信念と、ひとりの女性として愛を切望し葛藤するディーヴァの真実の姿が、彼女自身の“言葉”と“歌”で綴られる。
著名人 絶賛コメント
■綾戸智恵(ジャズシンガー)
あんだけ歌えてもバッシングかいな、愛を歌える人は愛に苦しみはるんや。スキャンダルが死んでから歴史になるカラス凄いなぁ。
■石丸幹二(俳優)
マリア・カラスの闘いの人生は、きっと今の女性たちへの大きなエールになるはずだ。
■一路真輝(女優)
歌を通して人生の全てを語っているカラスの心の叫びが鮮明に写し出されていて、切なくも感動が止まらない。
■岩下志麻(女優)
マリア・カラスの魂を揺さぶるような素晴らしい歌声とドラマティックな人生に圧倒されました。
■岩下尚史(作家)
豪奢な残像を聚め、丹念に綴られし、稀世の歌姫の半生。まさに西歐の黄昏、天上の五衰、たゞ夢かとのみ覚ゆ。
■江原啓之(スピリチュアリスト・オペラ歌手)
世界の心をつかんだ華麗なる歌姫。また一人の愛もつかめなかったマリア。彼女の人生はヴェリズモ(現実主義)オペラそのものだ。
■加藤登紀子(歌手)
一瞬も逃さず聴き入り、見つめました。滴るほどの女ごころ、声の雫!マリア・カラスの真髄!この映画は、間違いなく「一生もの」。
■君島十和子(美容家/FTCクリエイティブディレクター)
王侯貴族でさえ心酔させるディーバの「歌」、そして「秘められた真実」がここまで白日の下に晒されるとは。
■黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)
すごい!歌ってるマリア・カラスを初めて見た。しゃべってる所も。孤独なプリマドンナを、本人が演じている。最高!
■齋藤薫(美容ジャーナリスト/エッセイスト)
その人生は、オペラのヒロインそのもの。ただならぬ女は、美しければ美しいほど、悲しい。ドキュメンタリーという作りを超え、生身の女の凄みを描ききった一作。
■佐伯チズ(美容家・美肌顔師)
興奮も涙も止まらない。もう一度あの言葉を、あの場面を、あの歌を。何度も観たいドキュメンタリー。マリア・カラス、あなたはすごい、やっぱりすごい!監督に最高の感動を深謝。
■佐藤しのぶ(声楽家)
栄光、革新、孤独、過酷で悲劇的な運命、不世出の美しき創造者、ディーバ、マリアカラスは私達を永遠に虜にする!苦悩に満ちたマリアの人生から、これほど優しく溢れる笑顔を誰が知り得ただろう。映像に感謝!
■姿月あさと(元宝塚歌劇団宙組初代トップスター)
マリア・カラス自身が語る、本当の姿が垣間見られる貴重な映像が盛り沢山。歌は私の唯一の言語だから、という言葉が身に染みる。
■涼風真世(女優)
母が大好きだったマリア・カラス。強く気高く美しく、儚いマリア・カラス。嘘偽りのない彼女に出会い、言葉にならない感動を覚えました。BRAVO!
■千住真理子(ヴァイオリニスト)
若い才能に溢れ輝くカラス。歳を重ね苦悩を経て変化する歌声は哀愁を帯び、真の芸術家へと脱皮していく姿に胸しめつけられる感動を抑えられなかった。
■中井美穂(アナウンサー)
マリア・カラスはゴージャスな大輪の花であり、自分の心に常に忠実で正直な美しいひとりの女性であることが痛いほどよくわかります。彼女の発する声そのものや語る言葉には、自分を持っている人にしか表現できない美しさと強さ、そして切なさがありました。
■中丸三千繪(オペラ歌手、イタリアRAI主催 マリア・カラス国際声楽コンクール 1990年優勝者)
誤解され続けたカラスがこの作品で報われる。歌手として完璧を求める為の行動もスキャンダルにされ続けどれだけ耐えたのか。衝撃的作品です。
■錦織健(オペラ歌手)
真実にして新発見に満ちた感動のドキュメント。時代を駆け抜けた歌姫はこんなにも愛深き女性だった。
■平原綾香(歌手)
私は、彼女のことを何も知らないで歌を聴いていた。彼女が、誰よりも努力家だったことも 亡くなる直前まで練習していたこともそして、たくさん傷つきながら愛を歌い、人生を生き抜いたことも…。一人の女性としての“マリア”も、ディーバとしての“カラス”も私はどちらも大好きになりました。
■藤原美智子(ヘアメイクアップアーティスト)
まだ観たことも聴いたこともなかったマリア・カラスを知ることができる、このドキュメンタリー映画に感謝!
■萬田久子(女優)
美しく魅力的な女はなぜ笑顔より悲しい顔が似合うのだろう。架空の儚さを知りながら「学び、苦しみ、成長し、成熟する!」と、現実を語るマリア。混沌とした胸中からの声こそが『私は、マリア・カラス』そのものかもしれない。
■蘭寿とむ(女優)
天上の音楽に到達した世紀のディーヴァが心の奥で求めた真実の愛。一人の女性としてこれほど純粋な想いだったとは!
『私は、マリア・カラス』
12月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー
監督:トム・ヴォルフ
朗読:ファニー・アルダン
配給:ギャガ
【作品概要】 むき出しの魂で歌い、愛した世紀の歌姫マリア・カラス。没後40年、未完の自叙伝や封印された手紙、映像・音源の数々が紐解かれる―。マリア・カラス本人の「歌」と「言葉」だけで綴られる“真実の告白”。そこには、プロフェッショナルとしての信念と、ひとりの女性としての幸せに揺れる姿があった。
(c)2017 – Eléphant Doc – Petit Dragon – Unbeldi Productions – France 3 Cinéma