イラクの大量破壊兵器の存在に疑問を持ち、真実を追い続けた実在の記者たち4人の奮闘を描く、ロブ・ライナー監督最新作『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』が、2019年3月下旬より公開されることが決定した。
2002年、米ジョージ・W・ブッシュ大統領はイラクが核兵器をはじめとする大量破壊兵器を開発及び保持していると非難。イラク侵攻が始まろうとする中、アメリカ国内でも愛国心が強まっていった。地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局の記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、その情報に疑問を持ち、証拠を探り真実を暴こうと取材を続けていく。NYタイムズやワシントン・ポストなどの大手新聞社が政府の発する情報を信じ報道し続ける中、ナイト・リッダー社だけは「それは真実なのか」と問い続けるが、異なる意見を排除しようとする波に押され次第に孤立していく。そして2003年、ブッシュ大統領は「大量破壊兵器保持」を理由にイラクを武装解除し世界を危険から守るため、“衝撃と畏怖”作戦実行の決定を下す。
ナイト・リッダー社の記者であるジョナサン・ランデーを演じたのは、『スリー・ビルボード』で第90回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、『ハンガー・ゲーム』シリーズや『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などの人気作に出演が続くウディ・ハレルソン。同じく記者のウォーレン・ストロベルを、『魔法にかけられて』や『ヘアスプレー』、『大統領の執事の涙』のジェームズ・マースデンが演じる。元従軍記者のベテランジャーナリストには、日本でも缶コーヒーのCMでお馴染みのオスカー俳優のトミー・リー・ジョーンズ。さらに、ジョナサンの妻役にミラ・ジョヴォヴィッチ、ウォーレンの恋人役にジェシカ・ビールと豪華女優陣も出演する。また、字幕監修は自身もイラク戦争終結後の現状を取材しに現地に足を運んでいる、ジャーナリストの池上彰が担当する。
監督を務めたのは、『スタンド・バイ・ミー』、『最高の人生の見つけ方』など数々の名作を世に送りだし、近年では『LBJ ケネディの意志を継いだ男』でケネディ暗殺後に公民憲法制定に奔走するリンドン・B・ジョンソンの姿を描き出したロブ・ライナー。本作では、自身もナイト・リッダー社ワシントン支局長として出演し、「イラク戦争が起きた当時から、これをテーマに映画化を考えていた」という監督渾身の一作となっている。併せて、監督人生34年目にして、ライナー監督の初来日が決定した。
■ロブ・ライナー監督 コメント
私の最新作『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』が日本で公開されると聞き、大変嬉しく、とても興奮をしています。また、来年1月末に予定している人生初めての日本への旅をとても楽しみにしています。
『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』
2019年3月下旬 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ロブ・ライナー
出演:ウディ・ハレルソン ジェームズ・マースデン ジェシカ・ビール ミラ・ジョヴォヴィッチ ロブ・ライナー トミー・リー・ジョーンズ
配給:ツイン
【ストーリー】 2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領はサダム・フセイン政権を倒壊させようと「大量破壊兵器の保持」を理由にイラク侵攻に踏み切ることを宣言、イラク戦争が始まろうとしていた。アメリカ中の記者たちが大統領の発言を信じ報道するなか、新聞社ナイト・リッダーの記者であるジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)とウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)はその発言に疑いを持ち真実を報道するべく、情報元を掘り下げていく―。
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