ロブ・ライナー監督 × ウディ・ハレルソン主演『LBJ ケネディの意志を継いだ男』ウディ出演にまつわるエピソード

『スタンド・バイ・ミー』の巨匠ロブ・ライナー監督が『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソン主演で贈る、新たな政治ドラマ『LBJ ケネディの意志を継いだ男』が10月6日より公開される。このほど、主演のウディ・ハレルソンの出演にまつわるエピソードが明らかになった。

『スタンド・バイ・ミー』、『ミザリー』、『最高の人生の見つけ方』で知られる巨匠ロブ・ライナー監督が焦点を当てたのは、「公民権法」を成立させアメリカ史上最も多才な大統領の1人と評された第36代大統領リンドン・べインズ・ジョンソン(LBJ)。しかしその功績は、北東部出身のエリートで人気者のジョン・F・ケネディと常に比べられ、南部出身の田舎者でガサツな性格から、常にケネディの影に隠れていた。“誰にも注目されなかった男”から突然“国を動かす男”になり、激動の人生を歩んだLBJを演じるのは、近年『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』や、『スパイダーマン』のスピンオフ『ヴェノム』に出演し、注目を浴びるウディ・ハレルソン。本作では、アカデミー賞を3度受賞した経験を持つ特殊メイクスタッフによって本人その者に変身してみせた。他に、アカデミー賞ノミネート俳優のリチャード・ジェンキンスや、ジェニファー・ジェイソン・リー等、豪華な顔ぶれが共演する。

主演のウディの父チャールズ・ハレルソンは「元プロの殺し屋」で、テキサス州の判事を殺害し終身刑で服役の後、獄中死した。さらに、父親は生前「ケネディ大統領を暗殺したのは自分だ」と主張していた事が判明(※後に発言は嘘だと発覚)。本作で、ケネディ暗殺直後に大統領に就任したリンドン・B・ジョンソンを演じているウディは、実は別の作品で同じジョンソン役のオファーを断っていた事をテレビ番組出演時に語っている。しかし今回は、「ロブ・ライナー監督からオファーが来た時は断れなかった。この作品に出演を決めたのは、彼と一緒に仕事ができる事は大変光栄な事だと思ったからだよ」と、ロブ・ライナー監督だからこそジョンソン大統領役を引き受けたと話している。

『LBJ ケネディの意志を継いだ男』
10月6日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督:ロブ・ライナー
出演:ウディ・ハレルソン マイケル・スタール=デヴィッド リチャード・ジェンキンス ジェフリー・ドノヴァン ジェニファー・ジェイソン・リー
配給:ツイン

【ストーリー】 民主党の大統領候補として名乗りを上げたリンドン・B・ジョンソン(ウディ・ハレルソン)だが、大統領予備選挙で、党の大統領候補に選出されたのは若きライバル、上院議員のジョン・F・ケネディ(ジェフリー・ドノヴァン)だった。ケネディの副大統領候補になることに同意したジョンソンだったが、就任して直ぐに、副大統領の執務が国政の蚊帳の外に置かれていることに気付く。1963年11月22日、ケネディが暗殺され、ジョンソンは第36代アメリカ大統領に就任する。国民がケネディの死を嘆くなか、ジョンソンはケネディの遺志を尊重して公民権法を支持。すると長い間敵対していた司法長官のロバート・F・ケネディ(マイケル・スタール=デヴィッド)や、師弟関係にあるジョージア州の上院議員リチャード・ラッセル(リチャード・ジェンキンス)と対峙することになる。

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