『夜は短し歩けよ乙女』(2017)で日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞受賞、『夜明け告げるルーのうた』(2017)ではアヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門でクリスタル賞(グランプリ)を受賞した湯浅政明監督による長編オリジナル最新作『きみと、波にのれたら』が、2019年初夏に公開されることが決定した。
本作は、正義感が強い消防士の雛罌粟港(ひなげしみなと)と、サーフィンが大好きな大学生の向水(むかいみず)ひな子の物語。大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが、自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港と出会い、誰かのために一生懸命になれる港にひかれていく。そして港もまた、ひな子に対して特別な想いを抱いていたのだった。
昨年は怒涛の勢いでその名をとどろかせ、今年もNetflixオリジナルアニメ「DEVILMAN crybaby」で世界中で大きな反響が寄せられ高い評価を獲得してきた湯浅監督。最新作は、10月28日に第31回東京国際映画祭にて湯浅監督自身から発表された。
■湯浅政明監督 コメント
仕事や生活の中でも、「波にのる」という感覚はよくあります。「調子良く」という意味もありますが、波はなかなかこちらの思い通りの形はしていません。選択してその波にのってみる。合わせる。波がこちらの行きたい所へ連れてってくれるかは、乗り終わった後でないと分かりません。あれこれ考えても乗ってみなければ分からない。極力波を選択し、したたかに生きなければという世の中で、純粋な主人公を波にのせてあげたいと思いました。
『きみと、波にのれたら』
2019年初夏 全国ロードショー
監督:湯浅政明
配給:東宝映像事業部
【ストーリー】 大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが、自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会う。一緒にサーフィンに行くなど行動を共にするうちに、ひな子は誰かのために一生懸命になれる港にひかれていく。港もまたひな子に対して特別な想いを抱いていたのだった。
©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会