ステージを劇場に移して行われた舞台挨拶で、台本を読んで嗚咽したという篠原は、「前の日にセリフの練習をしようと思って台本を開くんですけど、感情移入しすぎて涙が出ちゃって。目が腫れちゃうので、難しかったです」と裏話を告白。
映画が重いテーマということで、MCから軽いエピソードを聞かれた篠原。「西島さんはよく笑うんです。それと最近気がついたんですけど、甘いものが好きです」と西島の秘密(?)を暴露。久々に西島に会った印象について「深みが増して、ますますダンディになって、色気がムンムンで」とべた褒めしつつ、「日比谷にすごいステキな写真があるんですけど、ずっと見ちゃいました。でも近々会えるから、生でいっぱい見てやろう」と述べ、西島を照れさせていた。
坂口の恋人役を演じた川栄は、坂口の印象を「ちょっとお茶目なんですよ。第一印象がクールな感じなんですけど(笑)、すごい話しやすかったです」とコメント。すると坂口は「結構、クールなんです(笑)」と冗談交じりに答えた。また、現場での思い出を聞かれた川栄は「坂口さんともんじゃ焼きを食べるシーンで、(坂口が)ガチでもんじゃ焼きをめちゃくちゃ食べてました(笑)」と告白。坂口は「本当に美味しくて、カットかかってもずっと食べてました(笑)」と笑顔でコメントを残した。
最後に篠原は、「決して答えがない作品かもしれません。本当に心を揺さぶられるような作品になっています。思いっきり、泣いていただきたいと思います」と挨拶し、イベントは終了した。
『人魚の眠る家』
11月16日(金) 全国公開
監督:堤幸彦
原作:東野圭吾「人魚の眠る家」(幻冬舎刊)
脚本:篠﨑絵里子
主題歌:絢香「あいことば」(A stAtion)
出演:篠原涼子 西島秀俊 坂口健太郎 川栄李奈 山口紗弥加 田中哲司 田中泯 松坂慶子
配給:松竹
【ストーリー】 娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の元に、ある日突然、悲報が届く。「娘がプールで溺れた―」。愛するわが子は意識不明のまま、回復の見込みはないという。深く眠り続ける娘を前に、奇跡を信じる夫婦はある決断を下すのだが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく―。
©2018「人魚の眠る家」 製作委員会