篠原涼子、久々に会った西島秀俊に「深みが増してダンディに。色気ムンムン」映画『人魚の眠る家』ワールドプレミア・レッドカーペットイベント&舞台挨拶レポート

ベストセラー作家・東野圭吾のデビュー30周年を記念して書かれた同名小説を、篠原涼子主演、西島秀俊共演、堤幸彦監督で映画化した『人魚の眠る家』が11月16日より公開となる。このほど、10月29日に六本木ヒルズアリーナでワールドプレミア・レッドカーペットイベントが、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶が行われ、キャストの篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、田中泯(舞台挨拶のみ)、堤幸彦監督が登壇した。

本作は、娘がプールで溺れて意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦が下す決断と苦悩を描くヒューマンミステリー。娘の小学校受験が終わったら離婚すると約束した薫子(篠原涼子)と和昌(西島秀俊)の夫婦の元に、ある日突然、娘がプールで溺れたという悲報が届く。医師から回復の見込みはないといわれ、意識は不明のまま深く眠り続ける娘を前に、究極の選択を迫られた夫婦が下した決断が、やがて家族(田中泯、松坂慶子)や技術研究者(坂口健太郎)とその恋人(川栄李奈)らを巻き込み、彼らの運命を狂わせていく。

キャスト陣がレッドカーペット前のステージに登場すると、集まったファンからは大きな歓声が。役のオファーを受けた時に、少し躊躇したという篠原は「最後は主人(市村正親)から『こんなに素晴らしい作品は読んだことはない。やらないのは損だよ』と言われて、やったみようと」決断したという。

現場での篠原の様子を聞かれた西島は「段取りの段階で、篠原さんは号泣していて、続くのかな…と思ってたました」とコメント。篠原以外の集中力もすごかったらしく、「子役の2人はカットがかかっても、泣きっぱなしで戻れなくなってしまって」全員で抱いて慰めるくらい演技にのめり込んでいたことを明かした。

「現場がすごく濃かった」という坂口。星野という役を通して「客観的に家族の形を見ながらも、どんどん精神が没入していくというか、おもしろい不思議な感覚の現場でした」と撮影を振り返った。

この後、キャスト陣はレードカーペットを歩き、ファンたちとの交流を楽しんだ。

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