阿部サダヲ、吉岡里帆が大阪へ!映画『音量を上げろタコ!』公開記念舞台挨拶レポート

阿部サダヲ主演、吉岡里帆共演の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日より公開中。その公開を記念し、10月21日、TOHOシネマズ なんばにて公開記念舞台挨拶付上映会が行われ、阿部サダヲ、吉岡里帆、三木聡監督が登壇した。

会場から拍手が沸き起こる中、主演の阿部サダヲ、ヒロインの吉岡里帆、三木聡監督が登壇し、まず初めに阿部サダヲから「阿部サダヲです。よろしくお願い致します」と挨拶。MCから「かなりあっさりしていますね!」とつっこまれ、「このあといっぱい話したいので!」とファンへの優しさを見せた。

続けて吉岡里帆から「おはようございます。吉岡里帆です。よろしくお願いします」と役さながらの小声で挨拶され、会場から笑いが。三木監督は「映画を観ていただいてありがとうございます。よろしくお願い致します」と挨拶があった。

三木組へ初参加となった阿部と吉岡へMCから三木組の印象を聞かれると、阿部は「稽古やリハーサルを念入りにして作り込まれている。三木監督の世界ってこんな感じでできていくんだなと思いました」と答え、続けて吉岡は「今回ギターと歌を撮影前から練習していて、音楽を準備するのは新鮮だったし、楽しかったです」と準備期間を含め、撮影を振り返った。

MCより、監督に向けて映画を作るきっかけとなったことを問われると、「昔バンドをしていて、その時にロックバンドを題材とした映画を作りたいと思った」と話し、「ロックを歌っている人が声が大きいのは、想いの強さだと知り、面白いと思った」と答えた。

ここから観客からの質問を受け付けることに。ところが客席から吉岡にセリフのリクエストが。サウンドトラックのCDに収録されているセリフを言ってほしいということになり、質問者の名前を叫びながら、「勘違いは大事よ!大抵の事は勘違いでできている。このまま終わりじゃ、もったいない!!」と全力でファンのリクエストに応えた。

次に阿部へは、「パートを頑張れと罵ってほしい」とリクエストがあり、戸惑いながらも、こちらも全力で「パート頑張れタコ!」と罵り、会場は笑いに包まれた。その後も観客からのリクエストは続き、質問コーナーのはずがリクエストタイムに。一同もさまざまな要求に対しテンションが上がっていた。

客席のボルテージも上がる中、観客向けのフォトセッションの時間が特別に設けられ、各々ポーズをとりながら、テンション爆上げのフォトセッションとなった。最後に吉岡が「大阪の皆さんのおかげで楽しい時間となりました。また帰ってきたいです!その時は質問してください!」と挨拶し、続いて阿部が「僕もパートとか大変な時期とかありましたけど、今こうやって主演として舞台に立っていて、是非映画をご贔屓にしていただければ。今日いっぱい写真撮ったと思うのでSNSで拡散してください!!」とメッセージがあり、大盛り上がりの中、舞台挨拶は終了した。

『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
10月12日(金)よりロードショー中
監督・脚本:三木聡
音楽:上野耕路
主題歌:SIN+EX MACHiNA「人類滅亡の歓び」(作詞:いしわたり淳治 作曲:HYDE)(Ki/oon Music)
ふうか「体の芯からまだ燃えているんだ」(作詞・作曲:あいみょん)(Ki/oon Music)
出演:阿部サダヲ 吉岡里帆 千葉雄大 麻生久美子 小峠英二(バイきんぐ) 片山友希 中村優子 池津祥子 森下能幸 岩松了 ふせえり 田中哲司 松尾スズキ
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 4オクターブの音域と、すべての人の心を打つ声量を持ち、金も女も名声も手にするロックスター・シン。しかし彼には誰にも言えない秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」という掟破りの方法によって作られたものだったのだ。「歌を届けるためなら、もう声が出なくなってもいい、死んでもいい」。長年にわたる声帯ドーピングの副作用で、彼の喉には限界が近づいていた。次第に声が出なくなる恐怖に怯えるシン。そんな中で彼が出会ったのは、歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかだった。彼女の姿にかつての自分を重ね、ふうかを叱咤するシン。そんな中、シンは次第に声が出なくなっていく…はたしてふうかはシンを救えるのか!?

ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会