阿部サダヲ「撮影の初日に死にかけた」千葉雄大は「鼻からチーズ」映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』完成披露試写会レポート

阿部サダヲ主演、吉岡里帆共演の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日に公開となる。このほど、8月22日に東京・よみうりホールにて完成披露試写会が行われ、舞台挨拶にキャストの阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大、ふせえり、松尾スズキ、三木聡監督が登壇した。

【本イベントの模様の全文掲載はコチラ】

明治大学応援団による迫力の呼び込みによって登場したキャスト陣。阿部が応援団のように大声で挨拶すると、それに続いて吉岡、千葉らも気合の入った挨拶を披露した。

三木監督の作品は初めてだという阿部は「溶け込めるかなと思ってすごい緊張していたんですよ。そしたら撮影の初日に溺れて死にかけまして(笑)」と雨ふらしで死にそうになった話を告白。「この現場は自分で命を守らなければいけない」こと気がついてからは自分の命を優先したという。

口の中にカメラが入ってくる撮影があったという吉岡。「こん棒を持ったカメラマンのおじさんが全速力で走ってきて…(笑)。小型のカメラを口を開けて待ってました」という。「特殊な撮影が多くて、皆さんと一緒に時間を過ごしたから、今の強さがあると思います」と笑いながら自己分析した。

「撮影の二日後に鼻からチーズが出た」という千葉。「(映画を)観れば分かると思うんですけど、ずっとピザの臭いがするなと思っていて、(鼻からフー!と息を吐くと)チーズがポン!と出て(笑)」とこちらも衝撃なエピソードを明かすと、阿部から「少し発酵してたもんね」とツッコまれていた。

映画の内容にちなみ、ドーピングをするなら?という質問が。阿部は「役者なんで、太ったり痩せたりとか、年取ったり若返ったりするじゃないですか。それをドーピングでできたら楽なんだろうな」とコメント。「よく松尾さんに『壁を走れない?』とか『少し飛べない?』とか言われるので、それがドーピングで実現できるなら」と述べて会場を笑わせていた。

【本イベントの模様の全文掲載はコチラ】

【フォトギャラリーはコチラ】

『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
10月12日(金)ロードショー
監督・脚本:三木聡
音楽:上野耕路
主題歌:SIN+EX MACHiNA「人類滅亡の歓び」(作詞:いしわたり淳治 作曲:HYDE)(Ki/oon Music)
ふうか「体の芯からまだ燃えているんだ」(作詞・作曲:あいみょん)(Ki/oon Music)
出演:阿部サダヲ 吉岡里帆 千葉雄大 麻生久美子 小峠英二(バイきんぐ) 片山友希 中村優子 池津祥子 森下能幸 岩松了 ふせえり 田中哲司 松尾スズキ
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 4オクターブの音域と、すべての人の心を打つ声量を持ち、金も女も名声も手にするロックスター・シン。しかし彼には誰にも言えない秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」という掟破りの方法によって作られたものだったのだ。「歌を届けるためなら、もう声が出なくなってもいい、死んでもいい」。長年にわたる声帯ドーピングの副作用で、彼の喉には限界が近づいていた。次第に声が出なくなる恐怖に怯えるシン。そんな中で彼が出会ったのは、歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかだった。彼女の姿にかつての自分を重ね、ふうかを叱咤するシン。そんな中、シンは次第に声が出なくなっていく…はたしてふうかはシンを救えるのか!?

ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会