黒木華、樹木希林との共演は「ありがたい時間」、多部未華子は「整形してる?って聞かれた(笑)」 映画『日日是好日』特別試写会「KIMONO de CINEMA」レポート

エッセイストの森下典子が、約25年にわたって通い続けた茶道教室の日々を綴ったエッセイを、黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で映画化した『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)が、10月6日〜8日に先行上映、10月13日より全国公開される。このほど、10月3日に明治記念館にて参加者全員が着物を着て映画を楽しむ特別試写会「KIMONO de CINEMA」が開催され、黒木華、多部未華子、原作の森下典子が登壇した。

故・樹木希林とは初共演だったという黒木と多部。周りの俳優から「樹木さんとは共演したほうがいい。得るものがたくさんある」と言われていたという黒木は「本当に共演したい女優さんでした。実際にお会いして、役を生きるということを教えてもらった」そうで、樹木と過ごした期間を「ありがたい時間」と表現した。

撮影の合間に樹木と雑談をしたという多部は「直球で聞いてこられて、『どこ住んでるの? 誰と住んでるの? 付き合ってる人はいるの? 整形してるの!?』って(笑)」と、樹木からの質問攻めに一生懸命答えたことを明かした。

黒木と多部も初共演ということで、お互いの印象をフリップで答える場面も。黒木は多部の印象を「箱」と答え、「最初にお会いした時はすごい静かな方で、蓋を開けると何が入っているか分からない、何が入っているんだろう? 開けてみたくなる」と表現。対して多部は、黒木の印象を「ミステリアス」と答え、「いい意味で掴みどころがなくて、(黒木が演じた)典子のような感じかと思えば、スタッフさんと話しているときはサバサバと物怖じしないように見えた」と、撮影現場で「ジロジロ見ていた」ことを明かして、会場を沸かせていた。

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『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)
10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)先行上映
10月13日(土) シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー
監督・脚本:大森立嗣
原作:森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
出演:黒木華 樹木希林 多部未華子 鶴見辰吾 鶴田真由 山下美月
配給:東京テアトル、ヨアケ

【ストーリー】 たちまち過ぎていく大学生活、二十歳の典子(黒木華)は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられずにいた。ある日、タダモノではないと噂の“武田のおばさん”(樹木希林)の正体が「お茶」の先生だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める母に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで見たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった―。

©2018「日日是好日」製作委員会