エッセイストの森下典子が、約25年にわたって通い続けた茶道教室の日々を綴ったエッセイを、黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で映画化した『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)が、10月13日より公開となるのに先だち、10月6日〜8日の3日間に限り、先行上映されることが決定した。併せて、テレビCM(15秒、30秒)がお披露目となった。
母親からの勧めがきっかけで二十歳から茶道を始める主人公・典子役には、『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を最年少で受賞した黒木華。茶道教室の武田先生役には、今年は『モリのいる場所』や『万引き家族』に出演し、9月15日に逝去した名優・樹木希林。典子のいとこで共に茶道を始める美智子役には、卓越した演技力で幅広いフィールドで活躍し続ける多部未華子。監督と脚本は、『光』『セトウツミ』『さよなら渓谷』『まほろ駅前』シリーズなどの大森立嗣が務める。
公開されたテレビCM(15秒)は、樹木が演じる茶道教室の武田先生が、「いらっしゃい」と笑顔で迎える。お茶と出会った女性が体験する本当の自由と生きる喜びを描く本作。「ただおいしいお茶を飲みにくればいいじゃないの」と微笑む武田先生は、大きな包容力で青春真っ只中の主人公・典子(黒木華)と典子のいとこ・美智子(多部未華子)を導いていくかのようだ。もう一つのテレビCM(30秒)では、さらに、武田先生が「頭で考えないで、自分の手を信じなさい」とお茶の所作について助言する場面も。そして、「こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」としみじみと語りかける。
▼テレビCM(15秒)
▼テレビCM(30秒)
『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)
10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)先行上映
10月13日(土) シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー
監督・脚本:大森立嗣
原作:森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
出演:黒木華 樹木希林 多部未華子 鶴見辰吾 鶴田真由 山下美月
配給:東京テアトル、ヨアケ
【ストーリー】 たちまち過ぎていく大学生活、二十歳の典子(黒木華)は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられずにいた。ある日、タダモノではないと噂の“武田のおばさん”(樹木希林)の正体が「お茶」の先生だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める母に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで見たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった―。
©2018「日日是好日」製作委員会