玉木宏 主演 × 原作・羽田圭介「連続ドラマW 盗まれた顔 〜ミアタリ捜査班〜」WOWOWにて2019年1月放送決定!

玉木宏が3,000人の指名手配犯の顔を記憶する“見当たり捜査員”を熱演する、羽田圭介原作初の連続ドラマ化となる「連続ドラマW 盗まれた顔 〜ミアタリ捜査班〜」がWOWOWにて2019年1月に放送されることが決定した。

玉木宏が連続ドラマW初登場にして初主演。これまで数々の職種を演じてきた玉木が今回挑むのは、記憶と勘を武器に指名手配犯を捕まえる“見当たり捜査員”だ。玉木演じる白戸崇正は3,000人の指名手配犯の顔を記憶し、数万もの“顔”が行き交う雑踏で、いつ現れるとも知れない手配犯を探す。“膨大な顔の海”に溺れそうになりながらも研ぎ澄まされた五感を頼りに捜査に没頭し、いつしか警察機構の深い闇に辿りついてしまう、という難役だ。原作は、芥川賞受賞作「スクラップ・アンド・ビルド」で一躍時代の寵児となり、独特の感性で“現代”を切り取ってきた羽田圭介、唯一の警察小説。羽田作品の連続ドラマ化は初となる。

また、監督に武正晴、脚本に足立紳と、映画『百円の恋』で日本アカデミー賞を席巻した二人が映像化に挑む。記憶と認識が常に交錯する、従来の警察ミステリーとは一線を画したサスペンス・アクションが誕生する。

キャスト&スタッフ コメント

■玉木宏(白戸崇正役)
Q:WOWOW連続ドラマ初主演となる本作「盗まれた顔」の魅力とは
この作品は「見当たり捜査」という変わった捜査手法を題材としていますが、ある「顔」を見つけてしまったことがきっかけとなり、そこから芋づる式に色々なものがつながってしまうという、事件性の怖さが詰まった作品です。誰かを追っていると思っていたらいつのまにか自分が追われている立場にいる……。そんな緊張感に満ちた、今までにない刑事ドラマになるのではないかと思います。

Q:白戸崇正の人物像
人の顔を覚える相貌識別能力の高さを評価されて“見当たり捜査員”になった男です。彼は業務に対して真摯に向き合うのですが、その分どんどん神経をすり減らし、自分の身を削ることになる。そういう意味では、誰もが白戸のようになり得る、普通の感覚を持った人間だと思います。身を削りながら仕事をしている一方で、付き合っている女性を大事にしたいと思う気持ちもあり、その葛藤がままならない感じが、非常に人間らしいと感じています。

Q:「見当たり捜査」についての感想
人の顔は変わるものですが、手配写真から何年も経過していても、彼らは経年した顔の変化を想像して見つけることができます。実際にそうやって検挙されている実績もあるので、本当にすごい仕事だと思います。

Q:メッセージ
このドラマは監督に武正晴さんを迎えて、映画さながらの作りになっています。決して派手さはないですが、非常に奥行きのあるサスペンスに満ちたドラマです。ぜひ楽しみに放送をお待ち頂ければと思います。

■原作者・羽田圭介
当初、推理とはかけ離れた“見当たり捜査”という、アナログな力業の性質が、起承転結に重きを置く映像作品とは親和性が低いのではないかと思っていました。しかしだからこそ、どんなものが出来上がるのかとても興味深く、楽しみにしています。玉木さんは自分が高校生だった頃に映画で見てとても印象的な役者さんだったので、今回白戸を演じられるというのは感慨深いです(自分がイメージするもう少し野暮ったい白戸像からすると、いささか格好良すぎる気もしますが)。視聴者の皆さんには、ぜひドラマをご覧頂き、そして原作本も買っていただければ、と思います。

■監督・武正晴
本作は、見当たり捜査というまこと奇妙な仕事を職能とする主人公の物語である。まてよ、映画監督という職業も人の顔を見続けるという商売と重なるではないか。「孤独者とは良き観察者になり得る」とは、ある映画の名台詞ではあるが、僕はこの顔を盗み、読む、見当たり捜査員たちの職能の孤独性に共感したのだ。玉木宏さんは、今回白戸という役の、喜怒哀楽だけでははかれない様々な感情や孤独、哀愁を見事体現された。孤高の主人公、白戸が仲間達と苦難をどうくぐり抜け、どのような宝を手に入れるのか、視聴者の皆さんには息を潜めて見届けて頂きたい。

「連続ドラマW 盗まれた顔 ~ミアタリ捜査班~」
WOWOWプライムにて2019年1月放送予定(全5話・第1話無料放送)
原作:羽田圭介「盗まれた顔」(幻冬舎文庫)
監督:武正晴
脚本:足立紳
音楽:海田庄吾
出演:玉木宏

【ストーリー】 警視庁捜査共助課に勤める白戸崇正(40)は顔だけを頼りに、潜伏する指名手配犯を捕まえる“見当たり捜査員”だ。部下たちと共に繁華街を行き交う群衆を見つめ、脳に刻んだホシの顔を探し続ける日々。そんなある日、白戸は群衆の中に「見つかる筈のない顔」を見てしまう。4年前に謎の死を遂げた先輩刑事・須波。見間違いだと否定しようとした矢先、白戸は須波にまつわる不可解な噂を耳にする。事件について調べるうち、公安や中国マフィアが動きだし、白戸はいつしか命をも狙われることになる…。