ブレイク・ライヴリー主演、マーク・フォースター監督によるサスペンス『かごの中の瞳』が9月28日に公開となる。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。
本作は、失った視力を手術で取り戻した女性と、美しく変わっていく彼女に疑いと嫉妬を抱き始める夫を描くサスペンス。主人公ジーナには、大ヒットTVシリーズ「ゴシップガール」で大ブレイクを果たし、近年では幅広い作品に出演するブレイク・ライヴリー。夫のジェームズを、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジェイソン・クラークが演じる。
監督は、ゴールデン・グローブ賞ノミネートの『ネバーランド』のほか、『チョコレート』、アクション大作『007/慰めの報酬』、『ワールド・ウォーZ』、「くまのプーさん」の実写版『プーと大人になった僕』(9月14日公開)など数々の作品を手掛けたマーク・フォースターが務める。
脚本も手掛けたフォースター監督は、「僕が昔から好きでインスパイアされた言葉があります。それは、“いろいろなことを経てまた他人同士(ストレンジャー)に戻るとは、なんと不思議(ストレンジ)なことだろう”という言葉です」とコメント。さらに日本公開に向けて、「私は本当に日本が大好きで、日本の美術や文化の大ファンです。また私は熱狂的な日本映画のファンであり、日本の観客がこの映画を受け入れてくれることを心から望んでいます」とメッセージを寄せている。
著名人 絶賛コメント
■内田春菊(漫画家)
付き合っている男性の良い踏み絵になりそうな作品。一緒に観て、ぜひリトマス試験紙に!
■小林エリカ(作家、マンガ家)
見えないのは目ではなく心かもしれないという現実を、夫婦の不安や揺れを皮肉の効いたサスペンスとして炙り出して見せてくれる。
■茂木健一郎(脳科学者)
この胸の鼓動は出会い、それとも別れ?「依存」と「自立」の隙間から、真実の愛が見えてきます。
■村山由佳(作家「ダブル・ファンタジー」「ミルク・アンド・ハニー」)
違う、それは愛じゃない!と何度も叫びたくなる。しかし、こんな衝撃の結末を呼ぶものは、やはり愛以外にないのだ。エンドロールの後、もう一度初めから観たくなる作品。
■坂下千里子(タレント)
「想像と違っただけ」サラリと放つ言葉は猛毒だった。
■辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
見ることが、あらゆる欲望や煩悩につながっている……涙には人間の罪を洗い流そうとする機能があるのかもしれません。恐怖、感動、解放感……いろいろな涙がこみ上げてデトックスできる作品です。
『かごの中の瞳』
9月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテにて全国公開
監督・脚本:マーク・フォースター
出演:ブレイク・ライヴリー ジェイソン・クラーク ダニー・ヒューストン
配給:キノフィルムズ
【ストーリー】 ジーナは保険会社に勤める夫のジェームズと、彼の赴任先のタイ・バンコクで幸せな結婚生活を送っていた。子供の頃の交通事故で失明してしまったジーナだが、ジェームズの献身的な支えで、何の不自由もなく暮らしている。そんな二人の悩みと言えば、なかなか子供ができないことぐらいだった。ある日、医師のすすめで角膜移植にチャレンジしたジーナは、片目の視力を取り戻す。喜びに震えるジーナの瞳が捉えたのは、想像していたナイトのように頼もしい素敵な夫ではなく、地味で平凡な中年男の姿だった。心の奥底に眠っていた好奇心や冒険心が目を覚ましたジーナは、髪を染め流行のファッションで着飾り、外の世界へと飛び出していく。一方のジェームズは、徐々に嫉妬と疑念の思いを抱き始めていた。ところが突然、ジーナが再び視力を失い始める─。
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