銀杏BOYZ(峯田和伸)の楽曲を脚本・岡田惠和で映画化!古舘佑太郎 × 石橋静河『いちごの唄』2019年公開

“恋”と“青春”を歌い続け、絶大な支持を受けるカリスマロックバンド、銀杏BOYZ(峯田和伸)がこの世界へ産み落とした名曲の数々にインスパイアされた脚本家・岡田惠和が、監督・菅原伸太郎、主演に古舘佑太郎、共演に石橋静河を迎えて映画化した『いちごの唄』が、2019年に公開されることが決定した。

数々の名誉あるドラマ賞を総なめにした「奇跡の人」、記憶に新しい朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で、脚本家と出演者という形で競演した岡田惠和と峯田和伸(銀杏BOYZ)。そこから意気投合した2人は親交を深め、2018年春発売、共著による小説「いちごの唄」へと発展した。「いちごの唄」は小説化と映画化を同時並行で実践。小説原作と映画の脚本を手掛けた岡田惠和が銀杏BOYZの楽曲7曲からインスパイアされ、イメージした物語をオリジナルで紡いでいく。峯田は、小説をイラストという形で共著し、映画への出演も決定している。そして映画には、銀杏BOYZを愛して止まないキャスト・スタッフが集結する。

出演陣には、ミュージシャンであり俳優としての活躍も注目される古舘佑太郎、2017年には新人女優賞を総なめにし、今年は連続テレビ小説「半分、青い。」などの出演でひっぱりだこの石橋静河ほか、様々な分野で活躍する気鋭のキャストが名を連ねる。

キャスト・スタッフ コメント

■古舘佑太郎(笹沢コウタ役) コメント
『いちごの唄』の世界の中で、僕らはどう生きて、どう笑ったり泣いたりして、どんな恋をするのか、楽しみでもあり扉を開ける前の恐怖もあります。初めて銀杏BOYZの曲を聴いた時、部活帰りの汚れたユニフォームのままベッドの上を暴れ回った事を思い出しました。あの時の衝動は何だったのか。この映画を通して僕自身の目で覗いてみたいし、観てくれた方たちと少しでもこの想いが通じ合えたら嬉しいです。大先輩である峯田和伸さんと岡田惠和さんのタッグによって生まれたこの物語を、石橋静河さん、菅原監督と共に全力で駆け抜けて青春したいと思います。

■石橋静河(天野千日役) コメント
峯田さんの音楽から紡がれたこの素敵な物語が映画になることが、私自身とても楽しみです。絡まってほどけなくなった心をほどいて、また大切に編み上げるように千日という女の子を演じてみたいと思いました。古舘さんをはじめとする素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと、ひとつひとつのシーンを丁寧に積み上げていけたらと思います。

■菅原伸太郎(監督) コメント
10代の頃から、峯田さんの作る音楽を聴いていました。モヤモヤした、うまくいかない青春時代に、その音楽たちは私にとって特別な存在でした。今も、上手くいかないことばかりです。だからなのか、今も銀杏BOYZを聞いています。嫌なことがあった時や、酔っ払った夜の帰り道に。そしてたまに良いことがあった時も。銀杏BOYZが好きです。そんな私が、敬愛する岡田惠和さんに声をかけていただき、銀杏BOYZへの想いがあふれる映画を撮ることになりました。岡田さんと銀杏BOYZ。恐れ多いですが、頑張ります。

■岡田惠和(原作・脚本) コメント
銀杏BOYZ、峯田さんへの愛とトリビュートから始まった小説「いちごの唄」が、信頼する仲間である菅原監督の手で映画化されることになりました。走り出したいくらい嬉しいです。ロッカーと役者の両方に無限の可能性を感じる古舘佑太郎君と、これから確実に日本の映画ドラマを支えていく石橋静河さんという二人の役者が、演じてくれることになりました。観たあと、走ったり、叫んだり、飛んだり、思い切り泣いたり笑ったりしたくなる映画です。期待していただいていいと思います。もちろん峯田君にも出てもらいます!

『いちごの唄』
2019年 全国公開
監督:菅原伸太郎
脚本:岡田惠和 
原作:岡田惠和・峯田和伸(朝日新聞出版)
出演:古舘佑太郎 石橋静河 峯田和伸
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 中学1年、13歳。クラスの中では全然さえないふたりだけど、伸二と大親友になった笹沢コウタは、最高の中学時代を送っていた。それに、ふたりの大好きなあーちゃん(天野千日)も。「天の川の女神だ!」と、偶像崇拝していたふたりは勝手にそう呼んでいた。伸二は孤児院育ち。その庭を、大好きなビートルズを真似して「ストロベリーフィールド」の花でいっぱいにすることが伸二の夢だった。でも夢は叶わぬまま、“その日”はやって来た。飛び出て来た車にひかれ、あーちゃんの身代わりとなって伸二は死んでいく。伸二の“死”を背負って生きることになった、コウタとあーちゃん。

10年たった今、伸二の命日に、一年に一度「逢うこと」を決める。それまでは一切、連絡をとらずに。コウタとあーちゃんの、一年に一度だけの逢瀬が繰り返される。次第にあーちゃんに心惹かれていってしまうコウタ。何のとりえも自信もない彼には、叶うわけのない恋なだと分かっていても。言い出せない片思い。そして何も語ろうとしないあーちゃんとの間に溝ができていく。

そしてある年、あーちゃんとコウタの間にに亀裂が走る。「私は天の川の女神なんかじゃない!」何も言い返せず、何もしてやることもできないでいる僕に、あーちゃんは伸二との過去の関係を告白する…。翌年、ついに約束の場に現れないあーちゃん。それでもコウタの想いは終わりを見せることはなかった。あーちゃんと伸二の過去、そして解き明かされる「ストロベリーフィールド」の本当の意味とは…。