花沢健吾、奥浩哉、ジョージ朝倉ら著名人絶賛コメント!安田顕 主演 × 吉田恵輔監督『愛しのアイリーン』

「ザ・ワールド・イズ・マイン」「宮本から君へ」を手掛けた新井英樹の同名コミックを、安田顕主演、吉田恵輔監督で実写映画化した『愛しのアイリーン』が、9月14日より公開となる。このほど、人気漫画家や著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

本作は、42歳の恋愛経験なしの男と貧しく若いフィリピン女性の国際結婚を軸に、夫婦、親子、家族における壮絶な愛の形をダイナミックに描ききった異色のラブストーリー。監督を務めるのは、『ヒメアノ~ル』『犬猿』を手掛け、「愛しのアイリーン」を“最も影響を受けた漫画”と公言する吉田恵輔。主人公の岩男を、稀代のカメレオン俳優、安田顕が演じる。共演陣には、岩男の母にして強烈な愛憎でアイリーンを追い詰める姑ツル役を木野花、深遠なるヤクザ塩崎役を伊勢谷友介、さらに本作のヒロインであるアイリーン役をフィリピンオーディションで吉田監督により見出された新星ナッツ・シトイが演じる。

著名人 絶賛コメント

■花沢健吾(漫画家「アイアムアヒーロー」「たかが黄昏れ」「アンダーニンジャ」)
1995年21歳童貞の時に漫然と読んだ漫画「愛しのアイリーン」、23年後岩男より年上の44歳になって、母の介護が現実になって、自分の人生がだいたい見えてきて、この作品にようやくピントが合いました。僕にとって今観るべき映画「愛しのアイリーン」でした。

■三浦瑠麗(国際政治学者)
真正直な人間たちが残酷さをむきだしに、お互いを追い詰める。それでも、みんな生きようとしているだけなんだ。まだ人生が始まったばかりのアイリーンが愛おしい。

■奥浩哉(漫画家「GANTZ」「いぬやしき」「GIGANT」)
終始、画面に釘付けでした!ひたすらアイリーンが可愛くてかわいそうで、力強い愛の映画でした!感動して泣きました!吉田恵輔監督の最高傑作だと思いました!

■山内ケンジ(劇作家・映画監督)
アイリーンの日本語がうまくならない。これが超リアルで、だからあのクライマックスへ繋がる。生まれて初めて見る雪景色だろう。見上げる空。壮絶だった。見事だ。まいった。僕はこんなフレーズを使ったことはないけど初めて使う。文句なしの傑作!

■ジョージ朝倉(漫画家「溺れるナイフ」「ダンス・ダンス・ダンスール」)
岩男が「お゛ま゛ん゛ご゛~!」って叫び、ツルさんが怒鳴って、監督の原作への愛が全編ほとばしっている…!!新井英樹先生の原作ファンなので、うれしい反面あの原作の世界を創りあげられるその才能にジェラシー☆そしてナッツ・シトイさんのアイリーンの尊さよ…!お見事でしたーーーッ!!! 

■佐内正史(写真家)
男の気持ち
女の気持ち
全部、人間の気持ち!!!

■栗原類(モデル・俳優)
結婚にしろ、セックスにしろ“白くない”と分かった途端、ドン引きしちゃうと思いますが、互いに需要と供給があっていれば関係性は間違ってないと思います。人の関係に僕らが口出しする権利なんて無いんです。

■鳥飼茜(漫画家「先生の白い嘘」「地獄のガールフレンド」)
滅茶クソおもしろかった。物語、登場する人間すべてが最高。目的の明らかな愛が打算なら、目的の見えない愛は自由自在に形を変えて誰かを傷つけ自分を傷つけまくる暴力。その純度の高さに釘付けられっぱなし。

■大森靖子(超歌手)
幸せという幻想を描くという行為こそが、一等の理性なのかもしれない。目の前の愛で錯乱してしまう前に。その幸せのイメージがまるで周囲と一致しないのもまた愛の暴走の引金になるんだもんな。それでも愛に生きたい。

■枡野浩一(歌人)
容赦ない愛とセックス!!!(容赦なくない結婚はないかもですが)

■西村賢太(小説家)
痛くて沁みて掻きむしられる。膿むかもしれない不安と不穏。だが、癒してはならぬ傷だ。なぁ、岩男さんよ。 

■呂布カルマ(ラッパー)
世代をまたいだ歪んだ愛の連鎖。全てが間違いで、どこまで遡ればこの物語の登場人物達は幸せになれたのだろうか。そして、ついに最終兵器新井英樹に手をかけた映画界にドキドキした。

■西田藍(アイドル・書評家)
アイリーンの不自由な日本語は、無知で明るい女の子としての振る舞いしか許さない。彼女の人格、知性、過去全てが、言語の壁の奥に閉じ込められていく。激しい片想いの応酬は、吐き気を催すほどだった。

■奇妙礼太郎(バンドマン)
誰かを直接助けるわけではないけれど、そういう人がいることを知ってるよ、みたいな。そういう視点があって。そういう人を幸せといったり、不幸せといったりしないのがいいなって。この歌で、この映画で、何かをどうこうしようということではなくて、「僕は知ってるよ」って。

『愛しのアイリーン』
9月14日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
監督・脚本:吉田恵輔
原作:新井英樹「愛しのアイリーン」(太田出版刊)
音楽:ウォン・ウィンツァン
主題歌:奇妙礼太郎「水面の」(WARNER MUSIC JAPAN/HIP LAND MUSIC CORPORATION)
出演:安田顕 ナッツ・シトイ 河井青葉 ディオンヌ・モンサント 福士誠治 品川徹 田中要次 伊勢谷友介 木野花
配給:スターサンズ

【ストーリー】 寒村の地。久方ぶりに岩男(いわお)が帰省したその日は、死んだことすら知らなかった父親の葬儀中だった。しかも岩男はフィリピンで買って来た嫁、アイリーンを連れていた!42歳まで恋愛を知らずに生きてきた岩男に無邪気にまとわりつくアイリーン。騒つく参列者たちの背後から現れたのは、ライフルを構えた喪服姿の母親ツル。今、戦慄の来訪記が幕を開ける―。

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