「ぎゅわんぶらあ自己中心派」「スーパーヅガン」で知られる漫画家の片山まさゆきが、1989年から1997年に連載した麻雀漫画が、石田明(NON STYLE)と矢本悠馬のダブル主演で実写映画化されることが決定し、『ノーマーク爆牌党』として2018年秋に公開されることが発表された。
石田が演じるのは、「爆牌」と自ら名付けた、相手の手牌を読み切り、余り牌を狙うという天才的な打牌を武器にする爆岡弾十郎(ばくおかだんじゅうろう)。矢本は、「爆守備」と呼ばれる、堅い打ち筋で麻雀を打つ鉄壁保(てっぺきたもつ)を演じる。本作では、「爆牌」を武器とし絶対王者に君臨する天才雀士・爆岡弾十郎に、徹底した守備力「爆守備」を武器とする平凡な雀士・鉄壁保が挑んでいく姿が描かれる。
キャスト&原作者 コメント
■石田明(NON STYLE)(爆岡弾十郎役)
麻雀好きの父がいて、初めて、父に何か教えてもらったといえば麻雀でした(笑)。父が一番喜んでいましたよ。「お!麻雀の映画に出るんか!」って(笑)。演じる爆岡弾十郎は、麻雀最強の役柄ですが、僕はどちらかというと、生き方も麻雀の打ち方もライバルの鉄壁保タイプなので、爆岡を演じるには、少し背伸びをしないとと思いました。でも、よくよく考えてみると爆岡の自分の弱さを隠すために強気に出るのか、隠すために守りに入るのか、どっちに出るのか、そこが面白いなと。実際僕らも漫才をやっていて、ここ攻めた方がええなと思うときはあります。爆岡のように研究を重ねていますが、あえてしてないフリをしたりとか(笑)。爆岡との共通点はあったと思います。爆岡のキャラもストーリーもしっかりしているので、そのノイズになるようなことだけはしたくないので、しっかり麻雀の腕を磨いて臨みたいと思います。
■矢本悠馬(鉄壁保役)
自分は、麻雀をしたことも見たこともなくて、本作をきっかけに麻雀に出会いました。今は、麻雀のルールや専門用語、そして演じるには欠かせない牌の手つきでいっぱいいっぱいで不安が大きいです。不安という意味では役柄の鉄壁保とは少し親しみを感じます。本作は、大学生の鉄壁が麻雀と人生に向きあう、若者の岐路を描いています。麻雀に興味ある方は、もちろん!そして原作ファンも、もちろん!麻雀に興味ない方、人生の壁にぶつかってる方へ、何かきっかけを掴んで頂ければ幸いです。
■片山まさゆき(原作者)
爆牌党はいつか実写化されないかなぁーとずっと思い続けていた作品ですごく嬉しいです。なんといっても爆牌!爆牌の煙がどんな感じになるか楽しみ。派手にしてほしいなぁ。キャラクターも賑やかなので、それぞれ役者さんどなたが演じていただけるのかワクワク。爆岡も鉄壁も漫画に寄せるの難しくないですか?カッパマスターなんて絶対むりw映画ならではの迫力満点の爆牌党を期待してます。
『ノーマーク爆牌党』
2018年秋 公開
監督・脚本:富澤昭文
原作:片山まさゆき「ノーマーク爆牌党」(竹書房刊)
麻雀監修:麻雀企画集団バビロン 馬場裕一 黒木真生 ケネス徳田 中村毅
協力:日本プロ麻雀連盟
出演:石田明(NON STYLE) 矢本悠馬
配給:AMGエンタテインメント
【ストーリー】 アマチュア麻雀界で全国二連覇を成し遂げ、プロ入りが期待されている大学生の鉄壁保(矢本悠馬)は、雀荘ドラ道楽で大介・宝燈美と共に、日々麻雀の腕を磨いていた。三連覇の掛かる大会前日、そこにふらりと爆岡弾十郎と名乗る男(石田明)が現れる。自らを天才と名乗り傲慢な態度で振る舞う爆岡に、大介と宝燈美は鉄壁との勝負を持ち掛ける。相手の余剰牌を狙い撃ちする「爆牌」を武器とする爆岡弾十郎と、徹底した守備力「爆守備」を武器とする鉄壁保。運命に導かれるように出会った二人は、己のプライドと人生を掛けぶつかり合う。
(C) 2018片山まさゆき/竹書房/『ノーマーク爆牌党』製作委員会