知英が、オリンピック候補の新体操スター選手でありながら、不治の病で半身不随となり、絶望の中、音楽と出会うことで人生がふたたび動き出し、新たな夢に向かって歩き始めていく主人公を演じる青春サクセスストーリー『私の人生なのに』が、7月14日より公開中。このほど、7月26日に新宿バルト9にて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、主演の知英と原桂之介監督が登壇した。
満席の劇場に知英が登場すると、「知英!」「ヒットおめでとう」と観客からあたたかい声援がとび、一気に劇場が熱を増した。知英は、「暑い中、たくさんきていただいてありがとうございます。公開してからヒット御礼として舞台挨拶をするのは初めてのことなので、ビックリしていますし、実感がない。でも本当に嬉しいです」と挨拶した。
壁にぶつかった時どのように乗り越えていくかという質問に対して、「深い質問ですね。壁には何回もぶつかってきていますし、乗り越えたこともあるかなと思いますが、どうやって乗り越えたのか。それは、がむしゃらに頑張ったことと、周りのスタッフや家族や友達に助けられたからだと思います。そして、根拠のない自信、大丈夫と思う自信、これで乗り越えるのかなあと思います」と知英が話すと、監督は、「深くて高い質問ですね。壁をよく知って、梯子を使ったり、遠回りをしたり、誰かに相談したり…そうやって乗り越えてるように思います。というか、今がまさに壁です」と本音をみせた。
8月9日から開催される韓国・堤川(チェチョン)国際音楽映画祭への正式出品が決定し、知英、監督も参加することが発表されると、劇場は割れんばかりの拍手喝さいとなった。知英は「嬉しいしか言えないです。アジアで唯一の音楽映画祭で上映されることも嬉しいですし、韓国のみなさんにも家族にもみてもらえることが嬉しいです」と喜ぶを爆発させた。監督も「本当に嬉しいです。お客さんと一緒に鑑賞でき、お客さんと会話ができる機会ですし、異国での上映は、今まで気づかなかったような違うところを発見させてくださるので、とても楽しみです」と目を輝かせていた。
さらにJYが歌う主題歌「涙の理由」がPVになることも発表されると、知英は「PVを撮るとは正直思っていなかったのですが、“あまりにもいい曲だから”という事でのPV化は嬉しいです。この曲に対して、私の想いが詰まっているので、PVを頑張って作っています。お披露目を楽しみにしていてください」と笑みをこぼした。
最後に知英は、「自分もこの映画で勇気をもらっていますし、想いが詰まった映画です。もっともっとたくさんの人に観ていただきたいという気持ちと、監督がおっしゃるとおり、この映画を選んでくれて、本当にありがとうございました!」と深々と頭を下げた。
『私の人生なのに』
7月14日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー中
監督・脚本:原桂之介
原作:清智英・東きゆう「私の人生なのに」(講談社刊)
出演:知英 稲葉友 落合モトキ 蜷川みほ 江田友莉亜 深沢敦 野中隆光 飯田孝男 根岸季衣 髙橋洋 赤間麻里子
主題歌:JY「涙の理由」
配給:プレシディオ
【ストーリー】 新体操のスター選手として将来を期待されていた金城瑞穂(知英)は、練習中に脊髄梗塞で倒れ下半身麻痺となってしまう。競技人生を絶たれた彼女には、両親やアスレチックトレーナーの誉田哲二(落合モトキ)の思いやりを受け入れることができず、絶望と孤独に苛まれる。塞ぎ込む日々の中、ストリートミュージシャンの幼なじみ・柏原淳之介(稲葉友)と数年ぶりに再会し、「一緒に歌おう!」と誘われるが戸惑いを隠せない。瑞穂はギターを手にすることで少しずつ音楽に惹かれていき…。人生がふたたび動きはじめた彼女が見た新たな夢とは?
©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ