リチャード・ギア主演のコメディ映画『嘘はフィクサーのはじまり』が、10月より公開される。このほど、本作のポスタービジュアルがお披露目となった。
本作では、『愛と青春の旅だち』、『プリティ・ウーマン』、『HACHI 約束の犬』など幅広く活躍を続け、“この世で最もセクシーな男性”にも選ばれたリチャード・ギアが、厄介事を引き受けまくる自称フィクサーを怪演。撮影の1年前から役作りを研究し、歩き方から表情、耳の立ち方にいたるまで、お調子者だが憎めないキャラクターを作り上げた。ノーマンを翻弄する首相役には、イスラエルを代表する俳優であり、『運命は踊る』(9月29日公開予定)で主演を務めるリオル・アシュケナージ。このほか、『クィーン』のマイケル・シーン、コーエン兄弟作品などの個性派スティーヴ・ブシェミ、女検察官役にシャルロット・ゲンズブールなど国際色豊かな俳優たちが脇を固める。監督は、『ボーフォート レバノンからの撤退』と『フットノート』がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたヨセフ・シダー。音楽は、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』や、リオ五輪閉会式での「君が代」のアレンジを手がけた三宅純が担当する。
公開されたポスタービジュアルでは、今までの2枚目ハリウッドスターのイメージとは異なり、くたびれたハンチング帽を被った、見た目はフィクサーとは思えないような“おじさん”の風貌をしたリチャード・ギアが登場。職業から受けるイメージとは対照的に、どこか憎めない人柄だと感じられるようなビジュアルになっている。共演の個性的な俳優たちはスナップ写真風に周囲に配置され、背景にはアウトラインスタイルのNYビル群が描かれていて、ポップな印象になっている。
『嘘はフィクサーのはじまり』
10月、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
監督・脚本:ヨセフ・シダー
音楽:三宅純
出演:リチャード・ギア リオル・アシュケナージ マイケル・シーン スティーヴ・ブシェミ シャルロット・ゲンズブール ダン・スティーヴンス
配給:ハーク
【ストーリー】 ニューヨークを牛耳るユダヤ人社会に食い込もうと、自称フィクサーのノーマンは小さな嘘を積み重ねて人脈を広げてきた。ある日、イスラエルのカリスマ政治家エシェルに偶然を装って近づき、高価な革靴をプレゼントする。3年後。首相に就任したエシェルと再会を果たしたノーマンは、“首相のお墨付き”を武器に超大物たちの間で暗躍し始める。しかし過度の“忖度”はさまざまな混乱を巻き起こし、国際紛争に発展しそうな事態を招いてしまう…。
© 2017 Oppenheimer Strategies, LLC. All Rights Reserved.