アカデミー賞3部門にノミネートの傑作サスペンスアクション『ボーダーライン』の続編『Sicario: Day of the Soldado』(原題)が、邦題『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』として、11月より日本公開されることが決定した。
アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、麻薬戦争の恐るべき現実をえぐり出した前作『ボーダーライン』。続編となる本作は、6月29日より全米公開され、週末興収は1900万ドルを記録し、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』、『インクレディブル・ファミリー』に続く第3位の好スタートを切った。
メキシコからのテロリスト流入に危機感を抱いたアメリカ政府の命を受け、CIAのマット・グレイヴァーと一匹狼の暗殺者アレハンドロの仕事人コンビが挑む新たなミッションは、麻薬カルテル間の内戦を引き起こすこと。前作に続き、任務遂行の為には手段を問わないCIA特別捜査官マット役には、『アベンジャーズ』シリーズのサノス役や『デッドプール2』のケーブル役で人気沸騰中のジョシュ・ブローリン。マットに雇われる一匹狼の暗殺者・アレハンドロ役を、『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロが続投する。カルテル間の内戦誘発のため、彼らが誘拐する麻薬王の娘・イサベル役には、『トランスフォーマー/最後の騎士王』のイザベラ・モナー。このほか、ジェフリー・ドノバン(『ボーダーライン』)、CIA副長官役のキャサリン・キーナー(『カポーティ』、『マルコヴィッチの穴』)らが脇を固める。
脚本は、『ボーダーライン』、『最後の追跡』でアカデミー賞脚本賞に連続ノミネート、初監督作『ウインド・リバー』(7月27日、日本公開)がロングラン大ヒットを記録したテイラー・シェリダンが担当。監督は、世界的大ヒットゲーム「コール・オブ・デューティー」の映画化にあたり監督として抜擢され、現在契約交渉中とされる気鋭監督ステファノ・ソッリマが務める。本作の完成度ついて、前作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は「ノックアウト!素晴らしい続編に圧倒された!!」と絶賛している。
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』
11月、全国ロードショー
監督:ステファノ・ソッリマ
脚本:テイラー・シェリダン
出演:ベニチオ・デル・トロ ジョシュ・ブローリン イザベラ・モナー ジェフリー・ドノバン マヌエル・ガルシア=ルルフォ キャサリン・キーナー
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 アメリカ国内で市民15人の命が奪われる自爆テロが発生。犯人らがメキシコ経由で不法入国したとにらんだ政府は、国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れるという任務を、CIA特別捜査官マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)に命じる。それを受けてマットは、カルテルに家族を殺された過去を持つ旧知の暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に協力を要請。麻薬王の娘イサベルを誘拐し、カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。しかし、その極秘作戦は敵の奇襲や米政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招き、メキシコの地で孤立を余儀なくされたアレハンドロは、兵士としての任務、復讐、そして人質として保護する少女の命の狭間で、過酷なジレンマに直面することになる…。
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