池田エライザ、オダギリジョー&伊藤健太郎から「暗い…」映画『ルームロンダリング』公開初日舞台挨拶レポート

映画企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015」で全474企画の中から準グランプリを受賞した企画を池田エライザ主演で映画化した『ルームロンダリング』が7月7日に公開初日を迎え、ユナイテッドシネマ豊洲にて行われた舞台挨拶に、主演の池田エライザ、オダギリジョー、渋川清彦、伊藤健太郎、木下隆行(TKO)、片桐健滋監督が登壇した。

【本イベントの模様は後日全文掲載する予定です】

思い入れのある作品になったという池田は「今までにない役柄だったにもかかわらず、身を投じられる作品だった。台本をいただいた時点で惚れ込んだ」と脚本を読んだ時の感想を述べた。

池田との共演について聞かれたオダギリは「なんとなく池田さんは暗くて、一緒に芝居をしていても暗い」と話しながらも、「その暗さはどこから来ているのか」に興味を抱いたという。「すごく面白い環境で育っていて、俳優に必要な感性がよく備わっている。今後、幅の広い可能性をもった女優さんになる」と最終的には池田をベタ褒めした。

初の幽霊役に挑んだ渋川は「幽霊は足がない。どうやって足をなくそうかなと思ったんですけど、できなかった(笑)」と冗談っぽく笑い、「いかに地に足をつけないようにするか」を心がけたと述べ、会場を笑わせた。

自身とは真逆の性格の役に挑んだという伊藤(健太郎)は「いろいろなメガネのかけ直し方を試したり、シャツが半分出ていたりとか」と、ビジュアル面でのこだわりを披露。伊藤との共演について聞かれた池田は「現場でほとんど話してない。まともに話したのは沖縄国際映画祭の時。どうやら21歳を迎えられたようで」と祝福の拍手を贈った。対して伊藤は池田の印象を「天真爛漫で元気な女性のイメージだったんですけど、実際にお会いすると…、暗い(笑)」とスバリ。続いて木下も「実際、暗い」とダメ押しして会場を笑わせた。

イベントの後半には、池田から本作のドラマ化が決定したという発表もあり、会場からは驚きの声が。最後に池田は「本当は(映画が)皆さんのものになっていくのが寂しいなと思っていたんですけど、ドラマ化するので、まだまだ“『ルームロンダリング』離れ”ができないことが素直に嬉しい。これからも目一杯、この作品を愛して欲しい」と笑顔で挨拶しイベントは終了した。

【本イベントの模様は後日全文掲載する予定です】

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『ルームロンダリング』
7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー
監督:片桐健滋
脚本:片桐健滋 梅本竜矢
出演:池田エライザ 渋川清彦 伊藤健太郎 光宗薫 オダギリジョー
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 5歳で父親と死別し、その翌年には母親が失踪してしまった八雲御子(池田エライザ)。その後は祖母に引き取られたが、18歳になると祖母も亡くなり天涯孤独に。度重なる不幸で自分の殻に閉じこもってしまった御子のところへ、母親の弟である雷土悟郎(オダギリジョー)が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることに。しかし、そのアルバイトとは、ワケあり物件に自分が住むことによって“物件を浄化する”というルームロンダリングだった。ルームロンダリングを始めて以来、幽霊が見えるようになった御子。幽霊と奇妙な共同生活を送る中、御子は彼らのお悩み解決に奔走させられ…!?

©2018「ルームロンダリング」製作委員会