安藤政信 × 矢崎仁司監督『スティルライフオブメモリーズ』予告編&ヒロイン役の永夏子、松田リマよりコメント

『三月のライオン』『無伴奏』の矢崎仁司監督がメガホンをとり、安藤政信が主演を務める『スティルライフオブメモリーズ』が、7月21日より公開となる。このほど、予告編がお披露目となり、併せて本作で対照的な二人のヒロインを演じた永夏子と松田リマからコメントが寄せられた。

フランスの画家・写真家であるアンリ・マッケローニの写真集より、女性の肉体の豊かな表情と神々しさ、そしてマッケローニと、自らを撮らせ続けた彼の愛人が過ごした2年間に触発され企画された本作。東京のフォトギャラリーで、新進気鋭の若手写真家・春馬(安藤政信)の写真展が開催され、偶然訪れた山梨県立写真美術館のキュレーター・怜(永夏子)は、春馬の写真に心奪われる。翌日、怜は春馬に連絡をとり、ある撮影を依頼する。

キャスト コメント

■永夏子(怜役)
私が演じた怜は、信念と創作意欲、自分の中に渦巻くエネルギーを秘めている女性。純粋さや不器用さも持ち合わせていて、演じていくうちに、怜の中に矢崎監督がいると感じる瞬間が多くありました。この映画は、一枚の絵や写真のようなもの。日常を忘れて、ふらっと美術館や写真展に立ち寄る感覚で劇場に来ていただけたら嬉しいです。

■松田リマ(夏生役)
『スティルライフオブメモリーズ』は性器の話から枝葉が広がり、女性の人生の物語、命の物語になっていく映画です。夏生は、嘘がつけない真っ直ぐな少女性と愛する恋人を包み込む母性、両方持っているキャラクター。私自身、ありのままに生きる夏生という役を通して、これまで経験したことのない感情がはじける瞬間、「生」を感じる瞬間がたくさんありました。今、なにかに迷っている同世代の若い女性にも観て欲しいです。

『スティルライフオブメモリーズ』
7月21日(土)より、新宿K’s cinemaほか全国公開
監督:矢崎仁司
原作:四方田犬彦「映像要理」(朝日出版社刊)
出演:安藤政信 永夏子 松田リマ 伊藤清美 ヴィヴィアン佐藤 有馬美里 和田光沙 四方田犬彦
配給:「スティルライフオブメモリーズ」製作委員会

【ストーリー】 東京のフォトギャラリーで、新進気鋭の若手写真家・春馬の写真展が開催されている。山梨県立写真美術館のキュレーター・怜は、たまたま入ったギャラリーで春馬の写真に心奪われる。翌日、怜は春馬に連絡をとり、撮影を依頼する。怜が撮ってほしいと切り出したのは…。

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