ジッフォーニ映画祭で作品賞を受賞し、フランスで23万人の動員を記録したドキュメンタリー映画『子どもが教えてくれたこと』が7月14日より公開となる。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。
本作では、病気を患い、治療を続けながら毎日を精一杯生きる5人の子どもたち、アンブル、カミーユ、イマド、シャルル、テュデュアルの姿を追い続ける。監督は、自身の娘を病気で亡くした経験を持つジャーナリストのアンヌ=ドフィーヌ・ジュリアンが務める。
さらに、「フランス映画祭2018」での上映に併せて来日するアンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン監督と小児科医の細谷亮太による公開記念トークイベントが、6月20日にHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEにて開催されることが決定。また、ジュリアン監督は6月23日に「フランス映画祭2018」にて上映される本作の舞台挨拶にも登壇する予定だ。
■『子どもが教えてくれたこと』公開記念トークイベント 詳細
日時:6月20日(水)13:30スタート(14:20終了予定)
会場:HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEイベントスペース(日比谷シャンテ3F)※どなたでも閲覧可能
登壇:アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン監督(著書「濡れた砂の上の小さな足跡」講談社刊)、細谷亮太(聖路加国際病院顧問・小児科医 訳書「チャーリー・ブラウンなぜなんだい?~ともだちがおもい病気になったとき~」岩崎書店 他著書多数)
▲アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン監督
著名人 絶賛コメント
■川嶋朗(東京有明医療大学教授/医師・医学博士)
私は、医学書にある難病を2つ(右足の腫瘍、突発性難聴)持っています。でも「健康ですか」と問われたら「はい、健康です」と答えます。私以上の難病をかかえた子ども達の日常。健康とは?病気とは?この映画、すごい教科書です。
■井戸まさえ(ジャーナリスト)
重い病を抱える5人の子どもたち。エンドロールとともに劇場全体にたらされたのは涙でなく笑顔、つまりは「希望」。まいった。子どもたちが持つ社会風刺、「エスプリ」の精神。哲学の国フランスの真髄がこの映画だ。
■福岡伸一(生物学者/「生物と無生物のあいだ」著者)
子どもを子ども扱いしてはいけない。なぜなら子どもは自分の人生のことを一番良くわかっているから。子どもが教えてくれたこと。聡明さ。希望のありか。現実と向き合うこと。光と風の移ろい。花の名前。この映画から大切なメッセージを受け取った。
■山口もえ(タレント)
メモとペンをお忘れずに!!だってこどもたちの言葉はどれもこれも心に刻んでおきたいものばかりだから。。。
■志茂田景樹(作家/よい子に読み聞かせ隊 隊長)
病気を脇に置いて生を謳歌している子どもたち。どの子の瞳も命の輝きを素直に映している。この映画を観ずして生きる意味は語れない!
■向井亜紀(タレント)
心が洗濯されました!手術の成功率、その後の生存率…そんなデータにエネルギーを吸い取られるより、命をどんどん燃やせばいい。そう教えられました。とても青空が似合う映画!
■細谷亮太(小児科医・聖路加国際病院)
「どんなに長く生きるかよりも、どう生きたかこそが大事」。先に逝った子ども達が教えてくれたこと。この映画のテーマでもある。
■東ちづる(女優・タレント)
驚いた!自分がどういう難病かはもちろん、治療や薬、副作用を、子ども達がここまで理解しているとは。だからこそドキッとするような哲学を無邪気に発するのか。「子どもはやりたいことをするのが一番いい」。本当にそうだ。
■豪田トモ(映画監督/『うまれる』監督)
「病気や障がいがあっても、尊厳をもって笑顔と希望にあふれた今を生きる。」そんな“当たり前”のことを、この小さな子どもたちが改めて教えてくれました。
■アンヌ(モデル/絵本ソムリエ)
まるで小さな哲学者たち!彼らの詩のように軽やかで美しい言葉の数々が、私たちの心に優しく触れて、鑑賞後には大きな安堵感に包まれて家路につく、そんな感じの本作品。何度でも観たい傑作です。
■風見しんご(タレント)
人生には越えられそうにない苦しみが襲ってくることもある。でも、この子たちが教えてくれる。悲しいことがたとえ長く続いても、それは不幸とは違う。幸せは自分で決める。もっと命を信じなきゃ!生きるって素晴らしい!
■小野正嗣(作家)
子供たちのまなざし、声、仕草のひとつひとつがいとおしい。難病にさいなまれる小さな体から、それでもなお、笑顔とともに自然にこぼれ出す好奇心、愛情、喜び、感謝。気づけば、僕たちのほうこそ、あの子たちにぎゅっと抱きしめられ、励まされている。ありがとう―。
『子どもが教えてくれたこと』
7月14日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督・脚本:アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン
出演:アンブル カミーユ イマド シャルル テュデュアル
配給:ドマ
(c)Incognita Films – TF1 Droits Audiovisuels