押井守、朝井リョウ、安達祐実ら著名人より絶賛コメント!南沙良 × 蒔田彩珠 W主演『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

人気漫画家の押見修造による同名コミックを、南沙良と蒔田彩珠のダブル主演で映画化した『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が7月14日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

押見修造が自身の体験をベースに描いた同名コミックの映画化となる本作。高校1年生の志乃は、喋ろうとするたび言葉に詰まり、名前すら上手く言うことが出来ない。周囲と馴染めずにいた志乃は、ある日、同級生の加代と友達になる。ギターが生きがいだが音痴な加代は、思いがけず聴いた志乃の歌声に心を奪われバンドに誘い、文化祭に向けて猛練習を始める。

言葉が上手く話せない志乃には、『幼な子われらに生まれ』の南沙良。音楽好きでコミュニケーションが苦手な加代を、『三度目の殺人』やドラマ「anone」に出演した蒔田彩珠が演じる。監督は、本作で長編商業映画デビューを果たす気鋭・湯浅弘章が務め、脚本を『百円の恋』の足立紳が手掛ける。

著名人 絶賛コメント

■鎌田實(医師・作家)
生きているから悩みがある。もがく青春。瑞々しい命の叫び。ラスト、涙の感動が待っている。ステキな映画だ。

■安達祐実(女優)
すごいな。圧倒的なエネルギーが打ちのめしてくる。思春期って息苦しいんだな。頑なな純粋さって、もどかしいんだな。あんなふうにがむしゃらに生きてるんだ、人って。美しいです。尊いです。

■三島有紀子(映画監督/『幼な子われらに生まれ』監督)
涙も鼻水もにらんだ瞳も全部、キラキラしてた。なんともかっこ悪くて、不器用で、不細工で、はがゆいくらいうまくいかない。だからこそ、その先にある“あのシーン”の二人の表情にたどりつくのだ。これこそ、ほんとの青春キラキラ映画だと私は思う。南沙良と蒔田彩珠を力いっぱい抱きしめたくなった。自分もまた、青春映画を撮りたいな。

■押井守(映画監督)
吃驚するほどの直球です。変化球を投げ続けてきた私には投げられませんが、これから人生を踏み出す人たちにしっかりと打ち返して欲しい映画です。

■こだま(作家/「夫のちんぽが入らない」「ここは、おしまいの地」)
情けない姿をさらけ出そう。まっすぐ受け止めてくれた人を信じよう。それだけで世界はがらりと変わる。殻にこもっていた高校生の頃の自分に観せたい。

■朝井リョウ(小説家/「桐島、部活やめるってよ」「何者」)
独りでも、誰かといても、思いを伝えられても共に何かをやり遂げても、自分を象るのは自分。甘えを許さない脚本だからこそ輝く少年少女の一秒ずつが、見知った光でなくとも照らされる未来があることを教えてくれる。

■浜野謙太(ミュージシャン・俳優/Instagramより)
とにかく、若いメイン3人の必死なぶつかり合いに釘付け。そういや苦しくて恥ずかしくて恐ろしくて、でも必死だったよなと。間に散りばめられてる、のどかで美しい海の風景とのコントラストがまた…。

■荻上チキ(評論家・ラジオパーソナリティ)
僕たちが憎んでやまなかった「学校のすべて」が濃縮されている。嘲笑と自己嫌悪が渦巻く青春時代に、少女たちは叫ぶ。魔法が使えなくても、呪いをはねのけるために。

■栗原類(モデル・俳優)
誰にも言えない、言っても理解されないコンプレクスを持つ事は誰にだってある。だからこそ、志乃が抱く、悲しさや苦痛ではない“くやしい”という感情は、誰もが理解し共感できるのではないだろうか。

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
7月14日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:湯浅弘章
原作:押見修造「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(太田出版)
出演:南沙良 蒔田彩珠 萩原利久 小柳まいか 池田朱那 柿本朱里 中田美優 蒼波純 渡辺哲 山田キヌヲ 奥貫薫
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 高校1年生の志乃は上手く言葉を話せないことで周囲と馴染めずにいた。そんな時、ひょんなことから同級生の加代と友達になる。音楽好きなのに音痴な加代は、思いがけず聴いた志乃の歌声に心を奪われバンドに誘う。文化祭へ向けて猛練習が始まった。そこに、志乃をからかった同級生の男子・菊地が参加することになり…。

©押見修造/太田出版 ©2017「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会