ジュリエット・ビノシュ × 永瀬正敏 河瀨直美監督最新作『Vision』予告編第2弾

世界中で高い評価を受けている河瀨直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に、ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏をダブル主演に迎えた映画『Vision』が6月8日より全国公開となる。このほど、予告編第2弾がお披露目となった。

物語は、世界中を旅しながら紀行文を執筆しているフランスのエッセイストであるジャンヌが、薬草の一種で幻の植物“Vision”を見つけ出すために吉野を訪れることから始まる。ジャンヌは、山守である無口な男・智と出会い心を通わせていくが、智のもとに突然謎の青年・鈴が現れ、それぞれの運命が思いもよらぬ形で交錯する。エッセイストのジャンヌをジュリエット・ビノシュ、吉野の山間で生活をする山守・智を永瀬正敏が演じ、さらに謎の青年・鈴に岩田剛典、ジャンヌのアシスタントに美波、猟師・岳に森山未來、猟師・源に田中泯(特別出演)、自然と共存しながら森で暮らすアキに夏木マリと日本が世界に誇る名優が集結した。

河瀨監督により監修された予告編第2弾は、夏木マリ演じる鋭い感覚を持つアキが、薄暗いトンネルの中を鈴のついた杖を突き、何かに導かれるように歩みを進めるシーンから始まる。世界的なジャズピアニストの小曽根真の優しく柔らかなピアノの音が流れる中、山守の智(永瀬正敏)は、吉野を訪れたジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と花(美波)を迎え入れ、次第に打ち解けていく。そんな中、気を失い倒れている鈴(岩田剛典)を森の中で見つけた智は、彼を自宅へと連れ帰り、兄弟のように共に暮らすようになる。しかし、アキの「どうして、ここへ来た?」という問いから、車窓で一人静かに涙を流すジャンヌ、光に照らされ佇む岳(森山未來)、暗い森の中で泣き叫ぶ源(田中泯)、そして強い眼差しで涙を流す鈴が映し出され、吉野の森の圧倒的な美しさの中で静かに変化していく人間模様が描かれている。

『Vision』
6月8日(金)全国ロードショー
監督・脚本:河瀨直美
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
プロデューサー:マリアン・スロット 宮崎聡 河瀨直美
出演:ジュリエット・ビノシュ 永瀬正敏 岩田剛典 美波 森山未來 田中泯 夏木マリ
配給:LDH PICTURES

【ストーリー】 世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ。アシスタントの花と共にとあるリサーチのため奈良の吉野を訪れる。杉の木立が連立する山間で生活をしている山守の男・智(とも)は、ジャンヌが山に入ってくるという老女アキからの予言通り、ジャンヌと出会い、文化の壁を超え、次第に心を通わせていく。智と同様、山守の鈴(りん)、猟師である岳(がく)、源(げん)もまた、山に生き、山を守る。それぞれの運命は思いもよらぬ形で交錯していく…。ジャンヌはなぜ自然豊かな神秘の地を訪れたのか。山とともに生きる智が見た未来とは―。

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