アンドリュー・ガーフィールドが脚本を読んで号泣『ブレス しあわせの呼吸』予告編

『ブリジット・ジョーンズの日記』や『エリザベス』のプロデューサーが、自身の両親の奇跡のような実話を映画化した『ブレス しあわせの呼吸』が9月7日より公開となる。このほど、予告編がお披露目となった。

第71回ロンドン映画祭でオープニングを飾った本作は、1950年代にアフリカでポリオに感染したロビン・カヴェンディッシュとその妻ダイアナの激動の半生を、彼らの息子であるジョナサン・カヴェンディッシュが自ら映画化。首から下が全身麻痺になり、人工呼吸器なしでは息をすることもできないロビンは、余命数ヶ月を宣告されるが、家族や仲間に支えられながら、笑顔とユーモアを絶やさず外の世界へと飛び出していく。

主人公ロビンを演じるのは、『ハクソー・リッジ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたアンドリュー・ガーフィールド。ダイアナには、TVシリーズ「ザ・クラウン」でゴールデン・グローブ賞を受賞したクレア・フォイ。そして、家族を見守る仲間たちを、『プライドと偏見』のトム・ホランダーや、「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵でお馴染みのヒュー・ボネヴィルが演じる。監督は、『ホビット』シリーズの第2監督を務め、初の長編監督デビューとなるアンディ・サーキス。脚本は、『レ・ミゼラブル』のウィリアム・ニコルソンが担当し、オスカーに3度輝く撮影監督のロバート・リチャードソンが、50~60年代の英国のエレガントな暮らしと、旅先の雄大なアフリカの風景を映し出す。

ジョナサン・カヴェンディッシュは、父ロビンの生涯が人の心を動かす映画の題材になると信じていたといい、プロデューサーにして物語と重要な接点を持つ息子として製作のあらゆる局面で奔走した。本作が初長編監督デビュー作となるアンディ・サーキスと主演のアンドリュー・ガーフィールドは本作の脚本を初めて読んだ時泣きはらしたという。ガーフィールドは、脚本を初めて読んだ時に感じたことについて、「沢山泣いて、心を大きく動かされて、大好きになった。“運命がもたらす状況の中で、どうやって喜びに満ちた生き方をするのか”というロビンとダイアナの足跡をたどるロードマップのように感じられたんだ。とても正直で、具体的で、知恵に溢れていて、“どう生きるか”という問いに答えてくれたんだ」と熱く振り返っている。

『ブレス しあわせの呼吸』
9月7日(金)、角川シネマ有楽町他全国ロードショー
監督:アンディ・サーキス
脚本:ウィリアム・ニコルソン
プロデューサー:ジョナサン・カヴェンディッシュ
撮影:ロバート・リチャードソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド クレア・フォイ ヒュー・ボネヴィル トム・ホランダー
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 運命の恋に落ち、家族や友人に祝福されて結婚し、最高に幸せな日々を送っていたロビンとダイアナ。ところが、出張先のナイロビで、突然ロビンが倒れてしまう。診断結果はポリオ、首から下が全身麻痺となり人工呼吸器なしでは息もできない。時は1959年、医師からは「余命数カ月」と宣告される。英国に戻り息子が生まれたが、ロビンは絶望の中にいた。病院を出たいと望むロビンのために、医師の反対を押し切り自宅で看病する決意をするダイアナ。彼女の決断は、ロビンの運命を大きく変えていく―。

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