映画『ワンダー 君は太陽』ジュリア・ロバーツらキャストと監督、原作者が作品を語る特別映像

米ニューヨークタイムズ・ベストセラーリスト第1位を獲得し、全世界800万部のベストセラー小説を映画化した『ワンダー 君は太陽』が6月15日より公開となる。このほど、ジュリア・ロバーツら出演者とスティーブン・チョボスキー監督、そして原作者のR・J・パラシオが本作について語る特別映像が公開された。

生まれつき外見に障害を抱える主人公の少年・オーガストこと“オギー”を演じるのは、『ルーム』で一躍世界中から注目を集めたジェイコブ・トレンブレイ。母親のイザベル役には、『プリティ・ウーマン』や『エリン・ブロコビッチ』のジュリア・ロバーツ、父親のネート役には『ミッドナイト・イン・パリ』や『マイ・ファニー・レディ』のオーウェン・ウィルソンといった実力派俳優が脇を固める。監督と脚本は、『ウォールフラワー』のスティーブン・チョボスキーが務め、昨年大ヒットを記録した実写版『美女と野獣』のスタッフが集結した。

特別映像の冒頭で、「息子たちとアイスクリーム屋で顔に重度の障害がある子の隣に座ったの」と語りだすのは、本作の原作者であり、製作総指揮も務めたR・J・パラシオ。その日の夜に、ラジオから流れてきたのはナタリー・マーチャントが歌う「WONDER」だったというパラシオは、この楽曲を聴いたとき、「接し方が分からないと思われる側」を描こうと思ったと原作の誕生秘話を明かす。

アメリカをはじめ、日本でも原作が学校の教材として使われている「ワンダー」。そんな本作を、主人公オギーの母親役を務めたジュリア・ロバーツは「とても美しくて、クリエイティブ、誰にも有益な本」と激賞し、「あっという間に母親役にのめり込んでいった」と、本作への愛情を伺わせる。さらに、オギーの父親を演じたオーウェン・ウィルソンも登場。コメディイメージのオーウェンも良き父親として本作に参加し、オギーと『スター・ウォーズ』のライトセーバーで遊んだシーンを印象的なエピソードとして挙げている。

主人公を演じたジェイコブ・トレンブレイは、「顔に障害を持つ男の子が受け入れられる難しさを描いている」と本作の本質を理解し、撮影に挑んでいる。そんなジェイコブを共演者、スタッフは大絶賛。チョボスキー監督は「完全に役になりきったかと思ったら、メイクを落とした瞬間にはジェイコブに戻る」と一流俳優として認め、ジュリア・ロバーツも「私にとってオギーはスーパーヒーローよ」と語っている。

『ワンダー 君は太陽』
6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:スティーブン・チョボスキー
原作:R・J・パラシオ「ワンダー」(ほるぷ出版刊)
製作:トッド・リーバーマン デヴィッド・ホバーマン
出演:ジェイコブ・トレンブレイ ジュリア・ロバーツ オーウェン・ウィルソン
配給:キノフィルムズ/木下グループ

【ストーリー】 オーガストこと“オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は…。生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく…。

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