第90回アカデミー賞でジェームズ・アイヴォリーが脚色賞を受賞した、80年代の北イタリアの避暑地を舞台に青年同士の恋の痛みと喜びを描く映画『君の名前で僕を呼んで』が4月27日より公開となる。このほど、ころも原作の「恋するシロクマ」とコラボレーションしたポスターがお披露目となった。
「恋するシロクマ」は、月刊コミックジーン(株式会社 KADOKAWA)にて連載中の漫画で、白いアザラシ君を好きになってしまったシロクマさんの恋を描く。また、ぷちアニメが全国の映画館約50館にて予告編上映前に上映中。ダブル主演を務める花江夏樹(アザラシ君役)と梅原裕一郎(シロクマさん役)の“BL(ビーストラブ)”も必見だ。
ころもが描き下ろしたコラボポスターは、本作のポスターをベースに、ティモシー・シャラメ演じるエリオにアザラシ君が、アーミー・ハマー演じるオリヴァーにシロクマさんが、それぞれ描かれている。今回のコラボレーションは、本作を鑑賞したころもが「涙が勝手にこぼれてしまうほど、とにかく美しい」と絶賛したことで実現した。
■ころも(「恋するシロクマ」原作者) コメント
主人公エリオの記憶を辿るような、日記を読んでいるかのようなしっとりとした空気がずっと流れているのに、ものすごく熱いものを感じます。同性同士だとか、そんな次元ではなく愛をただただ愛としてだけ描いている作品で、とにかく美しい……表題のシーンなんて、涙が勝手にこぼれてしまうほど。こんなに温かい寂しさを感じたことはないです。信じられないくらい優しさに溢れたお話でした。あと序盤でアプリコットジュースが飲みたくなったけれど、最終的にはアプリコットはだめだ……アプリコットは彼らだけのもの……と思いました。
『君の名前で僕を呼んで』
4月27日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
監督:ルカ・グァダニーノ
原作:アンドレ・アシマン
脚色:ジェームズ・アイヴォリー
出演:ティモシー・シャラメ アーミー・ハマー マイケル・スタールバーグ アミラ・カサール
配給:ファントム・フィルム
【ストーリー】 1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。
©Frenesy, La Cinefacture