中村悠一「古谷徹さんは僕の世代のヒーロー。アムロとドリフトしたい」映画『パシフィック・リム:アップライジング』初日舞台挨拶レポート

日本をはじめ全世界で驚異的なヒットを記録したアクション超大作『パシフィック・リム』の熱狂から5年。待望の続編となる『パシフィック・リム:アップライジング』が4月13日に公開となった。同日、東京ミッドタウン日比谷前で初日舞台挨拶が実施され、主人公ジェイクを演じた中村悠一をはじめ、早見沙織、森なな子、石川界人といった豪華吹替声優陣が集結した。

本作への参加について感想を聞かれた石川は「中村さんが覚えているか分からないですけど、一緒に映画を観に行ってるんです。日本リスペクトを感じる作品に関わらせてもらえて、本当に嬉しかったです」とコメント。これを聞いた中村は「ちょっと忙しいですからね…。10日ぐらい経つと忘れちゃうんですよ(笑)」と、石川と一緒に映画を観た記憶が全くないことを明かして会場の笑いを誘った。

そんな中村はアフレコの感想について「原音を聞いた時に、ジョン・ボイエガさんの声がすごい低い声だったんです。これに寄せると無理が出るから、自由にやらせていただくしかないと思って。だから字幕版と吹替版では音声的な表現は違うと思います。その代わりニュアンスは寄せてます」と説明。さらに「前作の吹替を観たときに、古谷徹さんをはじめ、皆さん原音をリスペクトしつつ、日本語に吹き替える上でのニュアンスの乗せ方が盛られていたので、今回もやっていいのかなと思って」と、先輩方を見本にしてアフレコに挑んだことを明かした。

アフレコの収録現場も楽しかったという中村。「お昼に小野大輔さんと、子安武人さんと寿司を食べに行きました」と豪華声優陣の名前を出しつつ、「子安さんに奢らせましたけどね(笑)」と先輩との仲の良さそうなエピソードも披露した。

「イェーガーに乗って世界を救うとしたら、誰とドリフトしたい?」という共通質問で、中村に熱い視線を向けた石川だったが、中村にあっさりと視線を外され「僕は1人でやります…」とポツリ。森は「最近、勝手に親近感が湧いている沙織さん。優しいから私の過去も受け止めてくれそう」と述べると、早見は「嬉しい!ぜひぜひ。過去は受け止められるけど、私が普段家でグダグダしているのも見られちゃうからなあ(笑)」と照れ笑いを浮かべた。最後に中村が「この中から選ぶ感じになってません?選択肢が少なくないですか?」と述べると、先ほどのリベンジと石川が「1人余ってますよ」と再び中村にアピール。中村は「そうですね、僕は古谷徹さんかな(笑)」と石川を無視して爆笑をとったあと、「古谷さんは僕の世代のヒーローですから。(『機動戦士ガンダム』で古谷が演じた)アムロとドリフトしたいんだよ(笑)」と石川に笑顔で謝っていた。

イベントの最後には、数々のロボットアニメでメカニックデザインや作画、監督も務める大張正己による特製イラストもお披露目され、会場に来ていたファン1名にプレゼントされていた。


▲『パシフィック・リム:アップライジング』コラボアート制作・大張正己のコメント
「素晴らしい機会を与えていただいて、日本のアニメーションクリエーターとして光栄です。ありったけのパシ・リムLOVEをこの一枚に込めました!」

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『パシフィック・リム:アップライジング』
4月13日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:スティーヴン・S・デナイト
製作:ギレルモ・デル・トロ
出演:ジョン・ボイエガ スコット・イーストウッド アドリア・アルホナ ジン・ティエン チャーリー・デイ 菊地凛子 新田真剣佑
配給:東宝東和

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