阿部サダヲ主演、吉岡里帆共演の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の公開日が10月12日に決定し、併せて、千葉雄大、麻生久美子ら追加キャストが発表された。
本作は、ドラマ「時効警察」シリーズや映画『俺俺』、『インスタント沼』、『転々』など、独自のコメディセンスを持つ三木聡監督が手がけるコメディ。驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部サダヲ)は、カリスマ的人気を誇っているが、実は彼の歌声は「声帯ドーピング」という掟破りの方法によって作られたものだった。限界が近づく喉に焦りと恐怖を抱えるシンだったが、ある時、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)と出会う。
追加キャストには、映画やドラマ、舞台で大活躍を続ける豪華俳優陣が集結。ロックスター・シンのマネージャー坂口を演じるのは、『殿、利息でござる!』で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した千葉雄大。そして、ふうかの親戚・デビルおばさん役をふせえり、シンの所属事務所社長役を田中哲司、ザッパおじさん役を松尾スズキが演じる。
また、謎めいた女医に、「時効警察」をはじめ三木監督作品に多数出演した麻生久美子、ロックバンドのボーカル・自滅に、お笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二が扮する。このほか、ドラマ「セトウツミ」で注目を集める片山友希、『イン・ザ・プール』や『野火』に出演した中村優子、大人計画所属の池津祥子、三木監督作常連の森下能幸(よろこびソバのおじさん役)、岩松了(無料レコード社長役)が出演する。
キャスト コメント
■千葉雄大(坂口役)
三木監督の世界に入れることを本当に幸せに思いながら日々撮影しておりました。僕が演じる坂口はグチャグチャドロドロになって振り回される役回りでもあるのですが、全てが超興奮でした。音楽も最高にかっこよく、そして、尊敬する阿部サダヲ先輩とまたご一緒できたのも嬉しかったです。真剣に遊ぶ現場でした。みなさまにも早くこの世界にまざっていただきたいです。
■麻生久美子(女医役)
久々に三木さんの台詞を言葉に出来て、本当に感無量でした!見た目はパンチが効いてますが(笑)、一生懸命マジメに演じましたので、楽しんでいただけたらと思います。
■ふせえり(デビルおばさん役)
生きてると、色々、やな事、面倒くさい事があるけど、この映画を見て、「まぁいいや、いいし。」と思って頂けたら、何よりです。
■田中哲司(シンの所属事務所社長役)
久しぶりの三木監督、楽しかったです。しかも、今回はリハーサルも何回かやらせて頂き、今までやった事ないような役にトライさせてもらって、三木組を堪能しました。そして今回、脚本を読んだ段階で、既に傑作の予感がしました。
■松尾スズキ(ザッパおじさん役)
三木さんの映画には主役でデビューさせていただきました。次に出たときは準主役、それからテレビで脇役、次に映画に出させていただいたときは、ワンカットのみ。となれば次は、声の出演だけ、くらいを覚悟していましたが、今回脇役に戻していただきました。三木さんにはドキドキさせられっぱなしです。
『音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
10月12日(金)ロードショー
監督・脚本:三木聡
出演:阿部サダヲ 吉岡里帆 千葉雄大 麻生久美子 小峠英二(バイきんぐ) 片山友希 中村優子 池津祥子 森下能幸 岩松了 ふせえり 田中哲司 松尾スズキ
配給:アスミック・エース
【ストーリー】 4オクターブの音域と、すべての人の心を打つ声量を持ち、金も女も名声も手にするロックスター・シン。しかし彼には誰にも言えない秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」という掟破りの方法によって作られたものだったのだ。「歌を届けるためなら、もう声が出なくなってもいい、死んでもいい」。長年にわたる声帯ドーピングの副作用で、彼の喉には限界が近づいていた。次第に声が出なくなる恐怖に怯えるシン。そんな中で彼が出会ったのは、歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかだった。彼女の姿にかつての自分を重ね、ふうかを叱咤するシン。そんな中、シンは次第に声が出なくなっていく…はたしてふうかはシンを救えるのか!?
ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会