DCヒーローの中でも世界で絶大な人気を誇る“バットマン”が、ゴッサムシティから戦国時代の日本にタイムスリップしてしまう映画『ニンジャバットマン』が、6月15日より公開となる。現地時間3月24日、米アナハイムで開催された映画やコミックの祭典「ワンダーコン」にて本作のワールドプレミアが行われ、水﨑淳平監督、脚本家の中島かずき、キャラクターデザイナーの岡崎能士が参加した。
▲左から中島かずき、岡崎能士、水﨑淳平
とある出来事により現代から過去にタイムスリップし“歴史改変を狙う最狂の悪党たち”と、それを阻止すべく現代からやってきた“ハイテク装備も富も失ったヒーロー”のバトルを描く本作。朝一番の上映だったにもかかわらず、開場前から長蛇の列を作り、会場に詰めかけた約4000人のファンたちは上映中何度も歓声を上げ、上映後は大きな拍手が会場から沸き起こった。西洋と東洋のフレーバー(特色)が見事にミックスされた世界観について、中島は「バットマンへのリスペクトはもちろん持ちつつ、日本のアニメのむちゃくちゃな文法の中にいれるとどうなるのかという科学反応を狙いました。脚本として書きたかった部分を好きだと言ってくれていた方もいたので、ちょっとホッとしました」と語った。キャラクターデザインの岡崎は「デザインについては、東洋と西洋の合体というのはあまり考えなくて、自然にバットマンがニンジャならこれがベストだろうというのを探って、楽しく考えました」と自身のイメージしてきたものを出し切ったという。水﨑監督も「アメリカのバットマンを真似して作ろうという思いはなく、むしろ日本のアニメーションの作り方の一番いいところを持ってきたので、よいバランスとしてアメリカファンにも受け入れられたのかもしれない」と観客の反応に安心したようだった。
すでに、米最大の映画評価サイト「ロッテントマト」では驚異の100%と好評価、さらに海外大手映画データベース「IMDb」でも10点中9.5の高得点、米大手エンタメサイト「IGN」でも9.7を記録し、上映後の観客も「驚きの展開がたくさんあって素晴らしかった!また早く観たいし、早く家族と友人に見せたい!ほんと最高!」という興奮したものをはじめ、「アニメの象徴的な要素満載で、本当にかっこよかった。正直観ている間は驚きっぱなしだった。色んな要素を融合して作られているからすごく面白いし、とても楽しい映画だね。どこを見てもサプライズばかりだ。観る前はバットマンと戦国時代しか期待していなかったけど、本編は色んな要素がたくさん詰まっていて、クレイジーだし、楽しかったよ」と大絶賛。さらに「DC映画史上5本の指に入る作品に間違いないし、家族や友達に勧めるべき映画だと思う。絶対観るべきだよ!最高で、かっこよくて、アクション満載で、面白くて、クールで、見たいもののすべてが詰まっている」、「アニメで好きなものが全部詰まっている大きなラブレターだ。演出が最高で、目を奪うようなアメイジングなアニメーション、色んなアニメのスタイルが融合されているよ」という大満足の声が上がっている。本作の公開は、日本のほか、アメリカをはじめとした55ヶ国で展開を予定している。
『ニンジャバットマン』
6月15日(金)新宿ピカデリー他 ロードショー
監督:水﨑淳平
脚本:中島かずき
キャラクターデザイン:岡崎能士
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:神風動画/YAMATOWORKS
声の出演:山寺宏一 高木渉 加隈亜衣 釘宮理恵 子安武人 田中敦子 諏訪部順一 チョー 森川智之 三宅健太 梶裕貴 河西健吾 小野大輔 石田彰 大塚芳忠
【ストーリー】 現代の犯罪都市ゴッサムシティの悪党たちがタイムスリップし、群雄割拠する戦国時代の日本。戦国大名となった悪党たちがこのまま自由に暴れ続ければ、日本だけでなく世界の歴史すらも変わってしまう!絶望的な乱世で、現代テクノロジーからも切り離されてしまったヒーローは、世紀の歴史改変を阻止することができるのか?日本と世界の未来をかけた、時空を超えた壮大なバトルの行方は!?日本が世界に放つ、戦国タイムスリップ・アクションエンターテイメントがついに開幕!
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