2012年に公開され、壇蜜の名を世に知らしめた映画『私の奴隷になりなさい』の続編となるシリーズ第2弾『ご主人様と呼ばせてください~私の奴隷になりなさい・第2章~』、第3弾『おまえ次第~私の奴隷になりなさい・第3章~』の公開が決定し、第2弾のヒロイン役を行平あい佳が演じることが発表された。
原作は、サタミシュウの小説「私の奴隷になりなさい」、「ご主人様と呼ばせてください」、「おまえ次第」からなる三部作で、ご主人様と奴隷の“支配と隷属”が人間関係を豊かにし、人を成長させるというテーマを描く。壇蜜が主演を務めた映画『私の奴隷になりなさい』は、2012年公開時、劇場の銀座シネパトスを連日満席にし、単館上映ながら1館で興行収入2000万円を突破した。
シリーズ第2弾のヒロインを演じるのは、オーディションで抜擢された行平あい佳。早稲田大学を卒業後、女優を志しながら助監督として現場に参加し、およそ2年間、様々な監督の下で撮影現場を経験した。その後、本格的に女優業を始めると同時に、生計のために画コンテ作家として独立するという異色の経歴を持つ。行平は、原作と脚本の世界観に共鳴し、大胆な性愛シーンが多くあるヒロイン役を熱望。オーディションを見事勝ち抜いて映画初主演を射止めた。また、行平は、にっかつロマンポルノの往年の大スターであり、「ロマンポルノ界の聖子ちゃん」の愛称で親しまれた、寺島まゆみの実娘という側面も持つ。かねてより「お母さんのような女優になりたい」と希望を持ち続けていた本人にとって、待望の役柄が決定した。
■行平あい佳(瀬尾明乃役) コメント
この作品の、性愛の向こう側にある精神世界に惚れています。明乃を通して、映画に触れてくださる方をどこまで、その向こう側に連れていけるのか。あらん限りの力を尽くし、そして考え、撮影に臨みました。明乃になれたことを、とても嬉しく光栄に思っております。よろしくお願いいたします。
■小林剛(プロデューサー/KADOKAWA) コメント
オーディションで対面したとき、まず最初に知的な色気を感じました。台本を読んで深く共鳴したこと、文学性を感じぜひ演じてみたいと思ったことなどを熱っぽく語るその表情はどことなく危険な匂いもして、ああこれは奴隷となっていく人妻・明乃の役そのものだと思いました。肌が抜けるように白く、そこはかとなく和の雰囲気を持っている部分も、本シリーズ第2弾のヒロインとしてふさわしく感じ、監督、プロデューサー全員で即決という結果になりました。実際の撮影では、大胆なラブシーンを通して日を追うごとにどんどんエロチックになっていき、役と同様に我々の予想を遥かに超え、新たな性愛のミューズ誕生の瞬間を目の当たりにしたと思っています。どこまで伸びていくのかもう誰も予測がつきません。
『ご主人様と呼ばせてください~私の奴隷になりなさい・第2章~』
2018年夏公開
監督:城定秀夫
原作:サタミシュウ「ご主人様と呼ばせてください」(角川文庫)
出演:行平あい佳
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 大手広告デザイン会社で仕事をする目黒は、婚約者のいる身でありながら、ある日清楚で保守的だがどこか妖艶な雰囲気を持つ人妻・明乃に出会い、強引に口説いて関係を持つようになる。明乃は目黒の見立て通りどんどん積極的なっていき、目黒は明乃との逢瀬にのめり込んでいくが、そんな折目黒の会社に得意先広告代理店の部長で瀬尾と名乗る男が突然訪ねてくる。男は明乃の夫であった。瀬尾は目黒に、不倫の報復としてその場で社会的全てを奪うと宣言し、そうされたくなければ妻・明乃との関係を続け明乃を調教するように命令する。目黒は理解に苦しむが従うほかない。その日から、瀬尾の指示のもと、明乃の更なる調教が始まった。それは、目黒にとって泥沼の恋愛にも似た破滅への道となっていった。一方明乃は、本人でも抑制できないほど奴隷としての素養を開花させていくが…。
©KADOKAWA 2018