巨匠リュック・ベッソン監督が映画化への思いと圧巻の映像美を語る!『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』特別映像

『レオン』、『フィフス・エレメント』、『LUCY/ルーシー』など、数々の名作を世に送り出してきた世界的巨匠、リュック・ベッソン監督によるSF超大作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日に全国ロードショーとなる。このほど、ベッソン監督が少年時代から憧れ続けたという本作への思いや、『フィフス・エレメント』当時では実現しえなかった圧巻の映像美について語った特別映像が公開された。

特別映像では、ベッソン監督が10歳の頃に本作の原作「ヴァレリアン」と出会った時の衝撃を「一番の驚きはストーリーだった」と振り返っている。主人公のヴァレリアンとヒロインのローレリーヌはごく普通のカップルだが、舞台は28世紀という遠い未来の宇宙。当時は、映画『スター・ウォーズ』が世界中で爆発的なブームを巻き起こす5年ほど前だったにもかかわらず、宇宙海賊のアイゴン・サイラスや、本作のカギを握るパール人をはじめとして、見た目や使う言語、特徴も様々な数千種のエイリアンたちが登場する。また、人型のエイリアンたちが住み、摩天楼のように街が広がるエリアや、データや金融が集約された基盤だらけのエリア、巨大な水生生物が住む海のエリアなど、あらゆる惑星の生命が共存する宇宙ステーション“アルファ”や、惑星ミュールなど、ロケーションにも事欠かない。原作に登場する宇宙船イントルーダーやエイリアンなどは、『スター・ウォーズ』をはじめ、数々のSF映画に影響を与えているという説があり、まさにSFの金字塔と言える。

大人になったベッソン監督が「ヴァレリアン」の映画化を具体的に考え始めたのは、現在でもカルト的人気を誇るSF作品『フィフス・エレメント』(1997)の時。当時はまだ現代のようなCG技術は確立されておらず映画化は断念されたが、『アバター』(2009)で技術が大きく進歩し現実となる。しかし、映画化が動き出してからの道のりも、決して平坦ではなかった。撮影の3年前から原作者に協力してもらい、1年前に絵コンテも書き始めたという監督は「準備には本当に苦労した。撮影の方が楽だったよ」と思い返している。本作では、『フィフス・エレメント』の188ショットだった視覚効果の14倍以上にあたる2734ショットを用いて、広大な宇宙を驚異的な映像美で描き出した。砂漠地帯が広がる惑星キリアンや雑踏にいるエイリアンも1体ずつ細かくリアルにデザインされている。ベッソン監督が「僕の長年の夢がついに現実になった。全力で映画化に取り組んだよ。心ゆくまで楽しんでほしい」と語るように、その情熱と現在の最新鋭のVFX技術でついに映像化が実現された。ベッソン監督は3月に来日を予定している。

【2月23日(金)正午解禁】『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』ベッソン監督がアツく語るスペシャル映像解禁_1

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
3月30日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:リュック・ベッソン
出演:デイン・デハーン カーラ・デルヴィーニュ クライヴ・オーウェン イーサン・ホーク リアーナ クリス・ウー ジョン・グッドマン ハービー・ハンコック ルトガー・ハウアー
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 西暦2740年。ヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は宇宙の平和を守る任務に就き、銀河をパトロールしている。2人が向かう“アルファ宇宙ステーション”は長い年月を経て拡張を続け、あらゆる種族が共存する“千の惑星の都市”として銀河にその名を知られていた。しかし、その深部には邪悪な陰謀と、宇宙の歴史から抹殺されようとしていた“秘密”があった…。果たしてヴァレリアンとローレリーヌは“千の惑星の都市”と銀河の危機を救うことができるのか!?

© 2017 VALERIAN S.A.S. – TF1 FILMS PRODUCTION