田中麗奈、撮影現場では通訳も担当!? 日台合作映画『おもてなし』特別試写会

田中麗奈と台湾俳優ワン・ポーチエのダブル主演で贈る日本と台湾の合作映画『おもてなし』が3月3日より公開となる。本作の特別試写会が2月15日に渋谷のユーロライブで行われ、 主演の田中麗奈が登壇した。

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今作で田中は巧みな中国語を披露。共演陣には、老舗旅館「明月館」を切り盛りしている美津子役に余貴美子、旅館再建にむけキーパーソンとなるチャールズ役にヤン・リエ、「おもてなし」の精神を教える木村先生役に木村多江、韓国そしてアジアで活躍している国際派女優・藤井美菜や青木崇高が脇を固め、さらには銀幕女優・香川京子も出演し、日本映画界の名優と台湾の俳優が、文化と世代を超えて豪華コラボ共演する。

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『幼な子われらに生まれ』が高い評価を受け、第41回山路ふみ子映画賞にて作品賞、女優賞を受賞。第42回報知映画賞にて助演女優賞、第91回キネマ旬報ベストテン助演女優賞、第72回毎日映画コンクール女優助演賞など多数の賞レースを総なめにしている田中。台湾と縁があるという田中は「10年以上前に台湾との合作映画に出演したり、随分前に中国語も勉強していたので、使える機会があれば」と思っていたという。

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ジェイ・チャン監督については「非常に個性的な方。監督ですが脚本やプロデューサー、キャメラマンもやり、まさに今も宣伝活動に励んでいらっしゃる、非常にアグレッシブルな方」とコメントしつつ、「スリリングな現場でした」と気になる発言も。「とても綺麗な映像で、こんなにピュアな目で日本を見てくれているんだと思うんですけど、現場では鬼のように厳しい監督で(笑)」と述べ、立ち位置や顔の傾きもミリ単位で指示されたという。

撮影時のハプニングを聞かれた田中は「ハードな撮影が続いていて、気がついたら通訳さんが遠くで寝てしまって(笑)。自然と私が通訳になってしまい、監督の指示を日本語にしてみんなに伝えていました(笑)」と驚きのエピソードを明かしていた。

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『おもてなし』
3月3日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開
監督・撮影・編集:ジェイ・チャン
脚本:ジェイ・チャン 砂田麻美
音楽:大橋好規
出演:田中麗奈 ワン・ポーチエ 余貴美子 ヤン・リエ ヤオ・チュエンヤオ 藤井美菜 ルー・シュエフォン マイケル・タオ 青木崇高 眞島秀和 木村多江 香川京子
配給:松竹撮影所

【ストーリー】 琵琶湖畔にある老舗旅館「明月館」が実家の梨花(田中麗奈)は5年前に父を亡くし、旅館を一人で切り盛りし続けている母・美津子(余貴美子)を支えるため、仕事を辞めて実家に戻ってくる。経営不振の中、美津子の大学時代の恋人であり台湾実業家のチャールズ(ヤン・リエ)が旅館を買収して、息子・ジャッキー(ワン・ポーチエ)を再建のために送り込んだ。しかし「おもてなし」の心を持っていないジャッキーに対して梨花は反発し衝突する。そんなジャッキーには、来日への密かな目的があった。それは、かつての恋人・尚子(藤井美菜)とやり直すこと。尚子に婚約者がいることを知ったジャッキーは諦めきれない想いを抱えながらも、尚子の結婚式が開けるように「明月館」を改装して、最後のプレゼントをしようと思いつく。同じく梨花も、不倫していたかつての上司に別れを告げ、人生の再スタートをはかろうとしていた。「おもてなし教室」を主催している木村先生(木村多江)との講義を経て、“日本のおもてなしの心”を学び始めたジャッキーだったが、ビジネスパートナーの黄が「明月館」を売却する手続きをしていることが発覚する。そんな中、ガンのために余命宣告を受けていたチャールズが倒れ…。

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