田中麗奈、ワン・ポーチエらが登場!『おもてなし』第42回香港国際映画祭グランドオープニングセレモニー レポート

田中麗奈と台湾俳優ワン・ポーチエのダブル主演で贈る日本と台湾の合作映画『おもてなし』が3月3日より公開中。このほど、本作が3月19日より開催中の第42回香港国際映画祭オープニング作品に選ばれ、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターにて行われた同映画祭グランドオープニングセレモニーに、ダブル主演の田中麗奈、ワン・ポーチエ、ジェイ・チャン監督、出演のヤオ・チュエンヤオが参加した。

D_C_1034_S▲(左から)ヤオ・チュエンヤオ、田中麗奈、ジェイ・チャン監督、ワン・ポーチエ

本作は、父親が遺した琵琶湖畔にある老舗旅館「明月館」を1人で切り盛りしてきた母・美津子(余貴美子)を支えるため、実家に戻ってきた梨花(田中麗奈)が、旅館の新たな経営者となった台湾実業家のチャールズ(ヤン・リエ)の息子・ジャッキー(ワン・ポーチエ)と“日本のおもてなしの心”を通して旅館の再生を目指す物語。

映画『初恋』で参加した第28回同映画祭以来、2度目の参加となる田中は、現地メディアのインタビューが殺到。広東語での挨拶は観客を魅了し、セレモニー会場を沸かせた。日本以外の国では初上映となった本作は、上映時は始まりから笑いが起こり、日本の美しい風景に息をのむようにして観客は鑑賞、上映後には会場にて大きな拍手が沸き起こった。オープニング上映のチケットは、発売と同時に1時間を待たずして600席が完売。20日に行われるキャスト登壇の上映チケットも早々に完売となり、アンコール上映を求める声が多く寄せられたため、追加上映作品として映画祭開催期間中に本作の再上映が決定した。アジア各国からの本作への注目度はますます高くなっている。

■田中麗奈 コメント
本当に素晴らしい体験が出来ました。香港の皆さんが『おもてなし』に大変興味を持っていただき、映画を楽しんでくださった様子を感じることが出来ました。明日の上映後の舞台挨拶もとても楽しみです。

■ジェイ・チャン監督 コメント
『おもてなし』を香港映画祭という国際的な場でご覧いただくことができとても嬉しく思います。香港の観客の皆様から笑いや涙がおき、とても貴重な経験をいたしました。これからもこれを機会に世界の多くの人に映画をご覧になっていただきたいと思います。

『おもてなし』
3月3日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開中
監督・撮影・編集:ジェイ・チャン
脚本:ジェイ・チャン 砂田麻美
音楽:大橋好規
出演:田中麗奈 ワン・ポーチエ 余貴美子 ヤン・リエ ヤオ・チュエンヤオ 藤井美菜 ルー・シュエフォン マイケル・タオ 青木崇高 眞島秀和 木村多江 香川京子
配給:松竹撮影所

【ストーリー】 琵琶湖畔にある老舗旅館「明月館」が実家の梨花(田中麗奈)は5年前に父を亡くし、旅館を一人で切り盛りし続けている母・美津子(余貴美子)を支えるため、仕事を辞めて実家に戻ってくる。経営不振の中、美津子の大学時代の恋人であり台湾実業家のチャールズ(ヤン・リエ)が旅館を買収して、息子・ジャッキー(ワン・ポーチエ)を再建のために送り込んだ。しかし「おもてなし」の心を持っていないジャッキーに対して梨花は反発し衝突する。そんなジャッキーには、来日への密かな目的があった。それは、かつての恋人・尚子(藤井美菜)とやり直すこと。尚子に婚約者がいることを知ったジャッキーは諦めきれない想いを抱えながらも、尚子の結婚式が開けるように「明月館」を改装して、最後のプレゼントをしようと思いつく。同じく梨花も、不倫していたかつての上司に別れを告げ、人生の再スタートをはかろうとしていた。「おもてなし教室」を主催している木村先生(木村多江)との講義を経て、“日本のおもてなしの心”を学び始めたジャッキーだったが、ビジネスパートナーの黄が「明月館」を売却する手続きをしていることが発覚する。そんな中、ガンのために余命宣告を受けていたチャールズが倒れ…。

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