小山力也、上坂すみれ、小野賢章、内田彩らが登壇!『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』初日舞台挨拶レポート②

昆虫型生命体“バグ”と人類の戦争をポール・バーホーベン監督が描いた90年代を代表するSF映画『スターシップ・トゥルーパーズ』。いまだ根強いファンに支持されているこの作品の公開20周年を記念して製作されたシリーズ5作目となる劇場版長編フルCG映画『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』が2月10日に公開され、新宿ピカデリーにて荒牧伸志監督、松本勝監督、吹替声優を務めた小山力也、上坂すみれ、小野賢章、喜多村英梨、内田彩、寺島惇太が登壇し舞台挨拶が行われた。

2月10日監督&声優オフィシャル

鬼才ポール・バーホーベンによる90年代の傑作SF映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の公開から20年を経て巡ってきたジョニー・リコ役に小山は「まさかこんなことになるとは…」と驚きを口にする。「なぜか長い期間、たくさんの人の情熱とパワーが注がれた作品に関わらせていただいたり、横から入らせていただくことがあるんですが(笑)、今回はまさかのジョニー・リコ!やったね!って感じで楽しみにしてましたが、英語のオリジナルボイスも20年前と同じキャスパー・ヴァン・ディーンさんということで、光栄でした。一生懸命…、特にこの仕事は一生懸命やりました!」と挨拶の言葉に力が入った。

上坂は、20年前の作品で死んだはずのディジー役ということで「私から何を言ってもネタバレになるので、見どころが何も申し上げられないんですが…』と苦笑しつつ「ディジーが何で死んだのか?どう登場するのかは、見ていただいてのお楽しみで!」と笑顔を見せる。

ミステリアスなカール・ジェンキンスの吹き替えを担当した小野は「おそらく、いままで演じてきた役の中で、一番年上じゃないかと。リコ大佐と友人で…え?(リコ役は)小山さん?え?小山さんと友人?」と当初の困惑を明かす。「ミステリアスで年上の役ということで、挑戦させていただきました。頑張りました!」と語った。

喜多村は、男勝りの艦長カルメン・イバネス役。「(オファーを)いただいた時は『あれでしょ?海外でカルト的な人気のあれっしょ?』とわき上がりました。カルメンは、いろんな大先輩の方々が吹替をされてきたので、緊張しましたし、(共演者を見渡し)この陣営で?と緊張感がありました。前作からの伏線もあり、艦長としてしっかりと立ち位置を確立しつつ、リコ以上にステータスの高い役ということで、仕上がっているセリフも多く、緊張しながら頑張りました」と述懐する。

内田が演じたエミリー・スナップは“人類史上最も聡明な女性”といわれる連邦軍最年少の総司令官だが、感情の起伏が激しい一面も。「偉い人で、26歳でその地位にいるということは頭がいい人、美貌と聡明さで支持を集めている人であり、そんな彼女の起伏の激しさが、どんなところで出てるか見ていただきたいです。偉い人を演じる機会もなかなかなかったんですが、責任重大と思ってやりました」と同役への思いを口にする。

寺島は、リコの補佐官のトシ・ババを演じたが「まず最初は、すごく頼りないです。リコの部下ですが、オドオドしてて、緊張で口が回らないくらい頼りないけど、成長を見せ、最後には……というところもあります!」とアピール。「僕もこの舞台挨拶中に成長出来たら…」と口にし、笑いを誘っていた。

荒牧監督は、本作、特に日本語版について「この作品はCGで全て作っていますが比較的、フォトリアルで実写に近いキャラクターになっていて、その中に日本らしいケレンミや動きの気持ちよさを入れたいなと思って作りました。日本の声優さんに声を入れていただいたことで、そういう部分がさらに出ていると思います。画を作って、アメリカで、英語で声を入れて、最後に日本語を入れたことで、自分たちのものになったと実感しています。“日本語吹替え版”というより、日本語版を新しく作り直すくらいの勢いで作り、アレンジを加えています。日本語のセリフもキャラクターに最適化されているし、スタッフも『こっち(日本語版)が面白い!』と言ってくれてます」と日本語声優の声を加えての完成度、クオリティの高さに自信をのぞかせる。

共同監督の松本監督も「吹替え版を作るにあたって、みなさんに協力をいただき、完成度の高いものになったと自負してます。リコが主人公ですが、日本語になってこそ感情移入しやすくなってると思います」と力強く語った。

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『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』
2月10日(土) 2週間限定全国ロードショー中(吹替版のみ)
監督:荒牧伸志 松本勝
出演:小山力也 上坂すみれ 小野賢章 喜多村英梨 内田彩 寺島惇太 =LOVE
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 はぐれ小隊VSバグVS連邦軍、火星を制するのは誰だ!舞台は地球の植民惑星となった火星。戦争とは無縁のこの星で、歴戦の猛者リコは“はぐれ小隊”と呼ばれる落ちこぼれ新兵の訓練に当たっていた。だが、平和であるはずの火星に、突如バグの群れが出現する。背後には、地球の総司令官の陰謀が潜んでいた。戦士の自我を取り戻すため、そして火星を守るため、リコははぐれ小隊を率いて立ち上がる。先に待つのは救済か、地獄か?!

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