松坂桃李が初めてのダークヒーローを演じることで話題の、“立証不可能犯罪”をテーマにしたスリラー・エンターテインメント、映画『不能犯』が2月1日より全国ロードショーとなる。このほど、人気芸人のアルコ&ピースが劇場公開作品のプレゼンに初挑戦し、本作の魅力を熱く紹介する特別映像が公開された。
本作は、「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」などでも知られる神崎裕也が作画、原作を宮月新が担当し、「グランドジャンプ」で連載中の同名漫画が原作。見つめるだけで相手を死に追いやる主人公・宇相吹(うそぶき)正(ただし)役を松坂桃李、宇相吹が唯一殺すことのできない、正義感溢れる女刑事・多田友子役を沢尻エリカが演じている他、宇相吹に翻弄される人々に、新田真剣佑、間宮祥太朗、真野恵里菜、忍成修吾、今野浩喜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍という豪華キャストが顔を揃えた。そして主題歌は、今大注目の男女二人組ロックユニットGLIM SPANKY(グリム・スパンキー)の書き下ろし楽曲「愚か者たち」に決定している。
都市伝説「メリーさん」や「トイレの花子さん」などのネタを持つ人気芸人、アルコ&ピース。控え室に青ざめた表情でやってきた平子は、どうしたのかと尋ねる酒井に対し「めちゃくちゃ怖いことだよ」と話し始める。平子からタブレットを差し出された酒井は、それを美味しく味わうも、実は3年前に賞味期限が切れていると知り慌てて吐き出そうとする。しかし、それは全て冗談。それこそが“人間の思い込みの力”であると指摘する平子は「もしこのシステムが殺人に応用されたら?」と、これが映画『不能犯』で描かれている内容であると酒井に明かす。そこから熱を持って繰り広げられる平子のプレゼンは必見だ。『不能犯』の魅力をたっぷりと語っているほか、本作の内容にちなみ、「最近殺されるんじゃないかと思ったこと」を赤裸々に告白する酒井の様子も映し出されているなど、思わず笑ってしまう内容に仕上がっている。
『不能犯』
2月1日全国ロードショー
原作:『不能犯』(集英社「グランドジャンプ」連載 原作:宮月新/画:神崎裕也)
監督:白石晃士
出演:松坂桃李 沢尻エリカ 新田真剣佑 間宮祥太朗 テット・ワダ 菅谷哲也 岡崎紗絵 真野恵里菜 忍成修吾 水上剣星 水上京香 今野浩喜 堀田茜 芦名星 矢田亜希子 安田顕 小林稔侍
配給:ショウゲート
【ストーリー】 都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃されていた。その男の名は宇相吹正(松坂桃李)、彼こそがSNSで噂の〈電話ボックスの男〉だった。とある電話ボックスに、殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ず引き受けてくれるというのだ。ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故─そう、宇相吹の犯行は、すべて【不能犯】だった。今日も、愛と欲望、嫉妬と憎しみを抱えた依頼人がやって来る。多田(沢尻エリカ)や百々瀬(新田真剣佑)ら刑事たちの捜査が進み、ようやく宇相吹の身柄を確保して任意で取り調べを始めるが、宇相吹は夜目(矢田亜希子)らベテラン捜査官たちさえも手玉に取る。そんな中、多田だけが唯一、宇相吹にコントロールされないことが判明する─。
©宮月新・神崎裕也/集英社・2018「不能犯」製作委員会