斎藤工「現場にほとばしる若さ、エネルギーが宿っている作品」、映画『サラバ静寂』初日舞台挨拶

映画『黒い暴動❤』の宇賀那健一監督による、娯楽を禁止された世界を描く映画『サラバ静寂』が1月27日より公開される。本作の初日舞台挨拶が同日にユーロスペース渋谷で行なわれ、主演の吉村界人、本作で映画初出演となるSUMIRE、そして若葉竜也、森本のぶ、斎藤工、宇賀那健一監督が登壇した。

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主人公・ミズト役の吉村は「ここにいる方々は、映画が好きで集まっていて、そこで演じられることに感謝しています」と、緊張した面持ちで挨拶。浅野忠信とCharaの娘で、本作が映画デビューとなるSUMIREは、「今の自分たちが失った、ガッツが詰まっている映画。これを観て大切なものに気づいてもらえれば」とコメントした。

音楽を心から憎む警察官・杉村役を務めた斎藤は、「このプロジェクトは監督の思いから始まって、現場にほとばしる若さ、エネルギーが宿っている作品。これから日本を代表していく役者さんたちが並んでいると思います。この映画を応援してください」と作品をPRしつつ、「雪がやや残る、ややいかがわしい渋谷の街を、映画の余韻に浸りながら気をつけて帰ってください」との述べ、会場を和ませた。

最後に監督は「小さい映画ではありますが、劇場で観てもらえるように作りました。2週間という短い期間ですが、だからこそたくさんの皆さんに観ていただきたいです」と、力強く作品をアピールしていた。

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『サラバ静寂』
2018年1月27日(土) ユーロスペース他にて公開
監督・脚本:宇賀那健一
出演:吉村界人 SUMIRE 若葉竜也 森本のぶ 斎藤工 カトウシンスケ 内木英二 川連廣明 泊帝 影山祐子 杉山拓也 髙木直子 田山由起 美館智範 ミヤザキタケル ヒス ソニー 灰野敬二 大貫憲章 仲野茂 今村怜央

【ストーリー】 「遊楽法」という音楽や映画、小説などの娯楽が禁止される法律が施行された日本。ネジ工場で働くだけのつまらない生活を送っていたミズト(吉村界人)とトキオ(若葉竜也)はある日、偶然根絶されたはずの音楽が沢山保存されている廃墟を見つけてしまう。廃墟に通いつめ、どんどん音楽に魅了されていく2人は、未だに闇ライブが行われているという「サノバノイズ」の存在を知り、そこへいくことを夢見て一緒に音楽を作りだすのだが、音楽を心から憎んでいる杉村(斎藤工)率いる警察、そして、音楽を所持している罪で父親を殺されたヒカリ(SUMIRE)も2人のいる廃墟へと歩みを向けていた…。

©『サラバ静寂』製作委員会