宮本武蔵にまつわる史実を基にしたオリジナルストーリーの映画化となる『武蔵―むさし―』の製作が決定し、若き武蔵役を細田善彦、佐々木小次郎役を松平健が演じることが発表された。
メガホンをとるのは、映画『蠢動―しゅんどう―』で時代劇映画ファンの圧倒的な支持を受け、日本映画監督協会の新人監督賞にノミネートされた三上康雄。過去に何度も小説、映画化された「宮本武蔵」ではなく、本作は史実に基づくオリジナルストーリーとして描き、壮大なスケールと多くの人物による重厚な物語を、製作、脚本、編集も兼ねて挑む。
本作は、若き宮本武蔵と老境に達し剣を極めた佐々木小次郎を物語の軸として描く。孤高の剣豪、武蔵に扮するのは、NHK大河ドラマ「真田丸」や映画『終の信託』などに出演した細田善彦。そしてライバルである小次郎を、映画やテレビの時代劇を一身に背負って活躍する松平健が演じる。
撮影は1月下旬よりスタートし、完成は8月を予定している。『蠢動―しゅんどう―』がタイトル『BUSHIDO』として12ヶ国で上映され、海外でもその評価が定着した三上監督。本作『武蔵―むさし―』は、タイトル『MUSASHI』として海外の映画祭に出品したのち、2019年初夏に全国ロードショーとなる。
■細田善彦(武蔵役) コメント
これまで何人もの名優の方々が演じてきた武蔵を、映画初の主役を演じる機会をいただけて、光栄であると同時に身が引き締まる思いです。かつて巌流島で、武蔵が小次郎と最期の決闘を果たしたのは29歳の頃と言われています。図らずも同じ29歳の今、一所懸命に武蔵の成長物語に挑みます!
■松平健(小次郎役) コメント
今作でも武蔵対小次郎の舟島での決闘はクライマックスの最大の見せ場となりますが、単に武蔵と剣を交えるだけでなく、そこに至るまでに小次郎が思い続けた戦の度に多くの民が亡くなる時代は終わらせ、民への幸せを願い立ち上がった一人の男の生きざまをご覧頂きたい。今まで見た事のない佐々木小次郎をお見せ致します。
■三上康雄監督 コメント
自主作品として本物の武蔵に挑みます。だからこそ、だれからも縛られることなく、複層する物語、オールロケ、リアルな殺陣、そして、本格正統時代劇映画に欠かせぬ豪華な名優の方々の出演が実現しました。とことん本物にこだわり、平成時代劇映画の頂点を目指します。
『武蔵―むさし―』
2019年初夏 全国一斉ロードショー
監督・脚本・編集・製作:三上康雄
出演:細田善彦 松平健
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