映像と音楽が完璧にシンクロする爽快アクション映画『ベイビー・ドライバー』のブルーレイ&DVDが1月24日に発売となる。本作で監督を務めるのは『ショーン・オブ・ザ・デッド』などで多くの熱烈なファンを持つエドガー・ライト。『きっと、星のせいじゃない。』のアンセル・エルゴート、『シンデレラ』のリリー・ジェームズら注目の若手俳優に加え、アカデミー賞俳優のジェイミー・フォックスといった豪華なキャストが集結し、カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』とも評されるほど、カーアクションと音楽が見事に融合した前代未聞のアクション・エンタテインメントが誕生した。本作の発売を記念し、1月22日、“ドリフト・キング”の異名も持つ伝説の元レーシングドライバー、土屋圭市をゲストに迎えたトークショーが行われた。
本作を見た感想について、土屋は「普段映画を見るときは、5分くらい見ると早送りする映画が多いんですが、この映画は面白かったので、一度も早送りしないで全部見ちゃったんです」とコメント。さらに「頭文字D」や『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』の製作にも関わっているという土屋は、「(カーアクションの)作り方がわかっているんです。だから“これはCGかな?”と疑いながら、何度も巻き戻してしまいましたが、実際に車を走らせていることに驚きました」と、本作の撮影にCGを使っていないことに関心した様子だった。
続けて、本編の冒頭に登場する車のスバルインプレッサWRXについて聞かれると、「つかみはオッケーですよね。スバルは日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジアでも人気なんです。普通だったらSTIにいくんですがWRXを選んだところで、この監督わかっているなと感じました」と好評価。『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』にスーパーバイザーとして参加しカメオ出演も果たした経験を持つ土屋は、カーアクションの撮影方法について、「監督と台本を照らし合わせてミーティングをしてから、監督が求めている映像を確認するために、僕が実際に走って見せて、その後にカメラの位置を決めていくんです」と解説した。
また、ひと足先に特典映像に収録されているメイキング映像を見たという土屋は、「通常カーアクションを撮影する時には、固定のカメラを置いてそこに向けてドリフトするという撮影方法なんですが、メイキングを見ると生身のカメラマンが撮影していたんです。『このカメラマン、バカだろ!』と思いました。あれは考えられませんね。失敗したら絶対に怪我をするので、日本では絶対にやらせません」と危険な撮影方法が採用されていたことへの驚きを明かしつつ、「メイキングを見てから本編を見ると、めっちゃ面白いですよ」と特典映像の楽しみ方をオススメした。
さらに、本作はセンスあふれる30曲以上もの楽曲も印象的だが、土屋は若かりしころ峠を走る際に「杏里の『キャッツアイ』を聞きながら、ノリノリで運転していました」と当時の思い出を明かす。MCから「今は何を聞かれているんですか?」と聞かれると、「交通情報ですね(笑)」とコメントし、会場から笑いが起こっていた。最後に本作について、土屋が「全部のシーンが音楽と合っていてびっくりしました。『こいつ絶対A型だろ』と思うようなこだわった演出もあり、本当に面白かった映画です」とPRし、トークショーは幕を下ろした。
『ベイビー・ドライバー』
ブルーレイ&DVD&UHD 1月24日(水)発売、同時レンタル開始 ※デジタル先行配信中
■ブルーレイ【初回生産限定】(2枚組) ¥4,743+税
■4K ULTRA HD & ブルーレイセット(3枚組) ¥6,800+税
■DVD ¥3,800+税
発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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