松坂桃李が初めてのダークヒーローを演じることで話題の、“立証不可能犯罪”をテーマにしたスリラー・エンターテインメント、映画『不能犯』が2018年2月1日より全国ロードショー。本作の公開直前イベントが、1月23日にスペースFS汐留で行われ、キャストの松坂桃李、沢尻エリカ、さらにスペシャルゲストのDaiGoが登壇した。
見つめるだけで相手を死に追いやる主人公・宇相吹（うそぶき）正（ただし）役を演じた松坂は「ヒューマンストーリーや胸キュンだとか、涙を誘う作品がある中で、こういう背筋がゾクッとする作品が、どう受けとられるんだろう？」と気になる様子。正義感溢れる女刑事・多田友子役を演じた沢尻は「私も試写を観ていて、思いのほか怖くて。『怖っ！グロっ！』みたいなシーンがあったので、苦手な人はどうなんだろう？」と心配しつつ、自身はホラーもサスペンスも大好きだという。対して松坂は「ホラー映画は基本NG」と述べつつ、「ホラー映画はそういう場所に行くじゃないですか。霊が出ちゃうんじゃないか？みたいなところに…」と心霊的なものが苦手なことを明かした。
イベントの途中には、松坂演じる宇相吹正が“思い込み”や“マインドコントロール”を利用して人を死に導くキャラクターであることに絡め、人の心を操るスペシャリスト・メンタリストのDaiGoが登場。DaiGOは松坂と沢尻が選んだペンの色を当てるという心理戦を挑み、あっさりと２人の心を読んでしまう。２人は「本当にすごい！」「分かるんだー！？」と驚きの声をあげ、会場も大いに盛り上がっていた。
『不能犯』
2018年2月1日全国ロードショー
原作：『不能犯』（集英社「グランドジャンプ」連載 原作：宮月新／画：神崎裕也)
監督：白石晃士
出演：松坂桃李 沢尻エリカ 新田真剣佑 間宮祥太朗 テット・ワダ 菅谷哲也 岡崎紗絵 真野恵里菜 忍成修吾 水上剣星 水上京香 今野浩喜 堀田茜 芦名星 矢田亜希子 安田顕 小林稔侍
配給：ショウゲート
【ストーリー】 都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃されていた。その男の名は宇相吹正（松坂桃李)、彼こそがSNSで噂の〈電話ボックスの男〉だった。とある電話ボックスに、殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ず引き受けてくれるというのだ。ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故──そう、宇相吹の犯行は、すべて【不能犯】だった。今日も、愛と欲望、嫉妬と憎しみを抱えた依頼人がやって来る。多田（沢尻エリカ)や百々瀬（新田真剣佑)ら刑事たちの捜査が進み、ようやく宇相吹の身柄を確保して任意で取り調べを始めるが、宇相吹は夜目（矢田亜希子)らベテラン捜査官たちさえも手玉に取る。そんな中、多田だけが唯一、宇相吹にコントロールされないことが判明する─。
©宮月新･神崎裕也／集英社・２０１８「不能犯」製作委員会
