“やられたら、やり返す!それが政治理念だ!”をモットーに、1%の成功者になるために苦闘する若き検事の成り上がりの人生を描き、現実社会にも通ずる権力の不条理さを赤裸々に訴えた韓国の大ヒット映画『ザ・キング』が、3月10日より全国ロードショーとなる。これに先立ち、日本オリジナル予告編が公開された。
本作は、1980年から2010年までの激動の韓国現代史を背景に、国家という巨大ピラミッドに蔓延する理不尽なパワハラや、大統領選挙の裏で活発化するスリリングな駆け引きを描くスタイリッシュなクライム・エンターテインメント。『観相師-かんそうし-』で韓国において900万人動員を果たしたハン・ジェリムがメガホンをとった。
予告編では、チョ・インソン演じる平凡な新人検事パク・テスが、チョン・ウソン演じる絶対的成功者で検事界の王(キング)ハン・ガンシクと出会い、出世と権力のためならば悪事も厭わない非道な世界で、自らの成り上がりを目指す姿が描かれている。
本作は2017年の賞レースを圧巻し、「第53回百想芸術大賞」で助演女優賞(キム・ソジン)、新人男優賞(リュ・ジュンヨル)を受賞したほか、「第54回大鐘賞」では最多14部門にノミネートされ、助演男優賞(ペ・ソンウ)、助演女優賞(キム・ソジン)、シナリオ賞、編集賞を受賞した。
『ザ・キング』
2018年3月10日(土) シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
監督:ハン・ジェリム
出演:チョ・インソン チョン・ウソン キム・ソジン ペ・ソンウ リュ・ジュンヨル キム・アジュン
配給:ツイン
【ストーリー】 ケンカ好きの貧しい青年だったパク・テス(チョ・インソン)は、暴力ではなく権力で悪を制する検事に憧れ、猛勉強の末に夢を実現、新人検事として地方都市で多忙な日々を始める。しかし、ある事件をきっかけにソウル中央地検のエリート部長、ガンシク(チョン・ウソン)と出会い、平穏だった人生は激変。富も名声も手にしたガンシクは、他人を踏み台にして出世し、大統領選挙を利用して権力をつかんだ“1%の成功者”だった。正義の仮面の下に隠された正体を知ったテスは、次第に悪の魅力に染まっていく。だが、制裁の刃はすぐそこまで迫っていた…。
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