「協力せねば全滅だ」韓国&北朝鮮大使の選択の行方は?『モガディシュ 脱出までの14日間』予告編&場面写真

韓国を代表する名優キム・ユンソクと人気俳優チョ・インソンが初共演を果たし、2021年度韓国映画No.1の大ヒットを記録したリュ・スンワン監督最新作『モガディシュ 脱出までの14日間』が、7月1日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。

本作は、1991年、ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちの生死を懸けた脱出を描く、実話に基づく衝撃の人間ドラマ。

予告編冒頭、1990年、国連への加盟を目指す韓国と北朝鮮が、アフリカ諸国からの信任を得ようとソマリアの首都モガディシュで激しく対立する。韓国のハン大使(キム・ユンソク)が乗った車が北朝鮮の裏工作によって襲撃され、大統領への面会が阻止されるなど両国間の対立はエスカレートしていく。「いつまで妨害工作を?」と抗議するハン大使に対し、「デマを流すからだ。同胞を売るマネはよせ」と北朝鮮リム大使(ホ・ジュノ)も譲らない。そんな中、ソマリア内戦が勃発。たちまち市街は大混乱に陥り、両国の大使館員とその家族たちも孤立無援になってしまう。ついに暴徒の襲撃を受け、大使館を追われた北朝鮮大使リムが向かったのは、なんと相容れない相手である韓国大使館。命の危険が迫る中、それぞれの思惑が交錯し、激しくぶつかり合う場面も。「協力せねば全滅だ」というハン大使。はたして彼らはモガディシュから脱出できるのか?大使二人の選択の行方が気になる映像となっている。

場面写真には、韓国と北朝鮮、両者が対峙する場面や、暴徒により市街地が破壊された暗闇の中、家族が身を寄せ合う姿、子どもを抱きかかえて逃げ惑うその瞬間など、現実社会の出来事を想起せざるを得ない、リアリティを感じるカットの数々が収められる。

本作は、4月1日から4月10日に渡り開催された、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ「ポルト国際映画祭」にてオリエント部門の最高作品賞(Best Film Award)を獲得した。

『モガディシュ 脱出までの14日間』
2022年7月1日(金)より、新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開
監督:リュ・スンワン 
出演:キム・ユンソク ホ・ジュノ チョ・インソン ク・ギョファン キム・ソジン チョン・マンシク
配給:ツイン カルチュア・パブリッシャーズ

【ストーリー】 1990年、ソウル五輪を成功させた韓国は国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国にロビー活動をしていた。ソマリアの首都、モガディシュの韓国大使ハン(キム・ユンソク)はなんとかソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走している。一方、韓国より20年も早くアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。そんな中、政府に不満を持つ反乱軍によってソマリア内戦が勃発し、国はたちまち大混乱に陥る。各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人の命の危険が差し迫っていた。反乱軍に襲われ北朝鮮大使館にいられなくなったリム大使(ホ・ジュノ)は職員とその家族たちを連れて、絶対に相容れない韓国大使館へ助けを求める決心をする。果たしてハン大使は彼らを受け入れるのか、また彼らは全員モガディシュから生きて脱出できるのか。そしてその方法は…?

©︎2021 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS & FILMMAKERS R&K All Rights Reserved.