岡山天音はドMなのか!? 瀬戸さおり初主演『愛の病』初日舞台挨拶 オフィシャルレポート

2002年に起きた“和歌山出会い系サイト強盗殺人事件”を題材とした、瀬戸さおり初主演映画『愛の病』が1月6日に公開初日を迎え、初日舞台挨拶がシネマート新宿にて行われ、瀬戸さおり、岡山天音、佐々木心音、吉田浩太監督が登壇した。

愛の病初日オフィシャル

孤独な女性エミコを演じるにあたり、他の人との連絡を減らし一人の時間を増やして役作りに徹したという瀬戸さおりは、「映画初主演は目標としていたことの一つだったので、この日を迎えられて嬉しい」と目を潤ませて感無量の表情を浮かべた。「自らも女性にのめりこむのか」という質問をされた岡山天音がはっきり答えられずにいると、監督がすかさず「岡山君のマネージャーさんと話したら、天音と真之介は同じタイプと言われた」と暴露され、会場は笑いの渦に包まれた。岡山とのシーンについて聞かれた瀬戸は、「岡山さんの真っ直ぐな目が…」と答えると、またまた監督がすかさず「瀬戸さんに聞いたら犬っぽくてイイと言っていた」と暴露。そこから「岡山天音ドM説」が浮上し会場全体は大盛り上がりとなった。立ち見が出るほど満員の観客からの盛大な拍手に包まれながら、大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。

キャスト&監督 コメント

■瀬戸さおり
監督をはじめ、スタッフも一丸となって全身全霊で作り、早く皆様に観てもらいたいと思える作品でした。エミコの生きざまを通して何か感じて頂けたらなと思います。

■岡山天音
久々に「やりたいのはこれだ」と思える役に巡り会えました。声が届かないところで演技が出来た作品でした。

■佐々木心音
吉田監督の作品は内容は刺激的だけれど、現場はほんわかしていて本当に楽しいです。演技するにもいろいろ遊ばせてもらいました、でもそういったシーンは大体カットされていました(笑)

■吉田浩太監督
実際にいた人物を映像化するうえでリアリティを追求しなければいけない難しさはあったものの、事件にかかわったひとりひとりに対する興味を大事にすることを追い続けました。実際の事件を基にしていてなかなか作りづらい作品ではありましたが、こうして実現できたことをとても嬉しく思います。

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『愛の病』
1月6日(土)よりシネマート新宿ほかで公開中
監督:吉田浩太
出演:瀬戸さおり 岡山天音 八木将康 山田真歩 佐々木心音 黒石高大 藤田朋子
配給:AMGエンタテインメント

【ストーリー】 生活費を稼ぐため、出会い系サイトのサクラとして働き始めたエミコ(瀬戸さおり)は、工員の真之助(岡山天音)に目をつけ、金を貢がせることを思いつく。エミコに入れ込んでいた真之助を騙すのは容易く、「私はヤクザの組長の娘。組長に結婚を認めてもらうには組への登録料が必要」などと騙し、大金を毟りとる日々を過ごしていた。ある日、エミコは、解体作業員のアキラ(八木将康)と出会い一目惚れ。デートを重ね、交際を迫るが、アキラには重度障害の姉・香澄(山田真歩)がいることを知る。香澄の存在に煩わしさを感じ、いっそ殺してしまいたいと思ったエミコが連絡した先は、真之助であった…。

(C)2017「愛の病」製作委員会