アカデミー賞有力候補の話題作『スリー・ビルボード』予告編!竹中直人、町山智浩からコメントも

アカデミー賞作品賞に最も近い賞として近年注目されるトロント国際映画祭観客賞を受賞し、先に開催されたベネチア国際映画祭でも脚本賞に輝いた、早くも本年度賞レースの大本命との呼び声も高い話題作『スリー・ビルボード』が、2月1日より全国ロードショーとなる。これに先立ち、新たな予告編が公開された。

本作は、米ミズーリ州を舞台に、大切なものを守るために予想もしない道へと外れていく大人たちをダークなユーモアを潜ませて描くクライム・サスペンス。殺害された娘のために孤高の闘いを決意するミルドレットには、『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンド、彼女と対立する警察官には、『猿の惑星:聖戦記』のウディ・ハレルソン、『コンフェッション』のサム・ロックウェルが扮する。監督は、26歳で劇作家として衝撃のデビュー以来、常に全世界の演劇界を震撼し続ける鬼才マーティン・マクドナー。本作は、第75回ゴールデングローブ賞において、作品賞(ドラマ部門)、監督賞(マーティン・マクドナー)、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド:ドラマ部門)、助演男優賞(サム・ロックウェル)、脚本賞、作曲賞の6部門にノミネートされた。

公開された予告編では、最愛の娘が殺され、7ヶ月が経過しても犯人が逮捕されずに憤るミルドレッドを捉えている。道路沿いの3枚の看板で警察署長へ怒りのメッセージを発表したミルドレッドと、彼女の行動を快く思わない警察官や住民とのいさかいは日増しにエスカレートし、事態は思わぬ展開を見せていく。

また、竹中直人(俳優・映画監督)から「とてつもない映画に出会った。最高のキャスティング!最高の演出!憎しみ 慈しみ 怒り 悲しみ 憤り 何度でも観たい映画だ」と、町山智浩(映画評論家)から「3つのビルボードと3人の怒りと愛と秘密。この映画の行先は誰にも予測できない!」と、作品を称えるコメントが寄せられた。

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『スリー・ビルボード』
2月1日(木)全国ロードショー
監督・脚本・製作:マーティン・マクドナー
出演:フランシス・マクドーマンド ウディ・ハレルソン サム・ロックウェル アビー・コーニッシュ ジョン・ホークス ピーター・ディンクレイジ ルーカス・ヘッジズ
配給:20世紀フォックス映画

【ストーリー】 最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。

(C)2017 Twentieth Century Fox