ヒトラーの毒見を強いられた女性たちの知られざる実話『ヒトラーの毒見役』公開決定

第二次世界大戦末期、歴史の影に埋もれていた女性たちの壮絶な運命を描く映画『ヒトラーの毒見役』が、7月31日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほかで劇場公開されることが決定した。あわせて、ポスタービジュアルとメイン場面写真が解禁された。

本作は、「私はヒトラーの毒見役を務めていた」と晩年に告白したドイツ人女性マルゴット・ヴェルクの証言に基づく、世界的ベストセラー小説を映画化したもの。戦後67年を経て明らかになった衝撃の実話をもとに、戦争の裏側で生き延びようとした女性たちの姿を描く。

物語の舞台は1943年、戦局が激化するヨーロッパ。ベルリンから逃れ、ポーランドの田舎町で夫の帰りを待つ主人公ローザは、ある日突然、ヒトラーの食事の毒見役を命じられる。彼女は他の若い女性たちとともに、親衛隊の監視のもと、銃を突きつけられながら食事を口にするという過酷な任務を強いられる。そこにあるのは、「食べて死ぬか? 撃たれて死ぬか?」という究極の選択。生と死が隣り合わせの極限状態の中で、女性たちは恐怖と疑念、そして複雑な感情を抱えながら日々を生き抜いていく。

やがて1944年、ヒトラー暗殺を狙ったクーデター(7月20日事件)が発生。戦況が大きく揺らぐ中で、彼女たちの運命もまた大きく翻弄されていく。戦場ではなく、“食卓”という閉ざされた空間から戦争の恐怖を描き出す本作は、女性の視点から戦争の本質に迫る異色の人間ドラマとなっている。

監督は『エマの瞳』のシルヴィオ・ソルディーニ。主人公ローザを演じるのはNetflixシリーズ「皇妃エリザベート」のエリーザ・シュロット。さらに、『マトリックス レザレクションズ』などで知られるマックス・リーメルトが親衛隊将校役で出演し、物語に緊張感を与える。

解禁されたポスタービジュアルには、白いクロスがかけられたテーブルを囲む女性たちの不安げな表情が印象的に切り取られている。背後にはナチスの旗と銃を構える将校の姿があり、静謐な空間に潜む暴力と恐怖を象徴するビジュアルとなっている。

■作品情報
タイトル:『ヒトラーの毒見役』
公開日:2025年7月31日(金)
上映劇場:新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか
出演:エリーザ・シュロット、マックス・リーメルト ほか
監督:シルヴィオ・ソルディーニ
原作:ロッセラ・ポストリノ「ヒトラーの毒見役」
脚本:ドリアーナ・レオンデフ、シルヴィオ・ソルディーニ ほか
製作:リオネッロ・チェッリ、クリスティアーナ・マイナルディ
音楽:マウロ・パガーニ
製作年:2025年
製作国:イタリア/ベルギー/スイス
上映時間:123分
言語:ドイツ語
配給:アンプラグド

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