さだまさし「殺人事件も起きないし、詐欺師も来ないし…でも夫婦げんかはあります(笑)」“温かすぎる映画”の魅力を語る

映画『お終活3 幸春!人生メモリーズ』の完成披露舞台挨拶が4月4日、新宿ピカデリーで開催され、高畑淳子、剛力彩芽、藤原紀香、三田佳子ら豪華キャストに加え、主題歌を書き下ろしたさだまさし、香月秀之監督らが登壇した。

シリーズ第3弾となる本作について、高畑は「橋爪功さんあってこその『お終活』」と語り、劇中での夫婦げんかシーンについて「ご飯粒を飛ばしながらけんかするのが快感」と会場を笑わせた。

三田は「お母さんに会いたくなったと言われることが多い作品」と手応えを明かし、「いい作品に参加できた」としみじみ語るなど、作品の温かさを強調した。

剛力も「両親のけんかを見ると安心する」と笑顔を見せつつ、自身演じる亜矢の結婚に向けた葛藤について「いろんな思いが詰まっている」とコメント。

水野勝は「本当の家族のような現場だった」と振り返り、シリーズを通して築かれた関係性の深さを明かした。

藤原紀香は劇中で披露する“格言”について「台本を読むのが楽しみだった」と語り、さらに共演の石橋蓮司の“意外な手の柔らかさ”を明かして笑いを誘った。

本作の主題歌「神さまの言うとおり」を書き下ろしたさだまさしは、「映画が完成した状態で、しかも自分の既存曲がはめ込まれている中で新曲を書けと言われた」と制作の裏側を明かし、「こんな過酷な話はない」とボヤき節を炸裂。 

しかし完成作については、「本当にすばらしく温かい映画。日常がこんなにも感動に満ちていると教えてくれる」と絶賛。「殺人事件も起きないし、詐欺師も来ないし、暴力沙汰もない…夫婦の間は別ですけどね」とユーモアを交えて語り、会場を沸かせた。

その言葉に対し香月監督は「さださんの曲が映画にぴったり」と感謝を述べ、高畑も「耳に残る素晴らしい主題歌」と称賛した。

イベントでは劇中に登場する“家族の思い出の写真”にちなみ、登壇者たちが自身の思い出を披露。高畑は明るかった母の思い出、剛力は家族旅行の書き初め、水野は幼少期のヒーローとの写真、藤原は亡き父との花見の思い出、三田は出産当時の写真を紹介し、それぞれが家族への思いを語った。さだも家族写真を披露し、「このあと家業がつぶれて苦労するんですけどね」とユーモラスに説明し、会場を笑いに包んだ。

高畑は「見終わった後に誰かを誘いたくなる映画」と語り、観客に寄り添う作品であることをアピール。香月監督は「ぜひパート4をやりたい」と続編への意欲を見せ、「皆さんの力が必要」と呼びかけ、会場は大きな拍手に包まれた。

■作品情報
作品名:『お終活3 幸春!人生メモリーズ』
公開表記:2026年5月29日(金)新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国公開
監督:香月秀之
出演:高畑淳子、剛力彩芽、水野勝、藤原紀香、三田佳子 ほか
主題歌:さだまさし「神さまの言うとおり」
配給:イオンエンターテイメント

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