精神科医であり俳優としても活動する楠部知子が、自身のがん闘病体験をもとに企画・プロデュースした映画『小春日和~Indian Summer~』が、5月16日(土)より大阪で先行公開、5月29日(金)より全国順次公開されることが決定した。あわせてポスタービジュアルと予告編も解禁された。

本作は、「がんをどう受け入れ、向き合い、共存していくのか」をテーマに、人と人とのつながりや生きることの意味を見つめるヒューマンドラマ。企画・プロデュースを手掛けた楠部知子は、多発性骨髄腫(血液がんの一種)と診断された経験を持つ精神科医で、「前向きに生きることの大切さを伝えたい」という想いから本作の製作に踏み出した。
物語の主人公は、父親と衝突したことをきっかけに家を飛び出した少女・小春。行き場を失った彼女は偶然、看護助手として病院で働くことになる。そこで出会ったのは、がんと向き合いながらも明るく日々を生きる女性たちや、残された時間を自宅で過ごす決断をした患者など、さまざまな人生を抱えた人々だった。孤独や葛藤を抱えていた小春は、彼らとの交流を通して、少しずつ自分の心と向き合っていく。やがて、かつて大好きだった鈴子ばあちゃんから教えられた大切な言葉を思い出し、自分の人生を前へ進めるための決断をする──。
主人公・阪口小春を演じるのは、インディーズ映画界で注目を集める水村美咲。小春の妹・日和役には、雑誌「キラピチ」のモデルオーディションでグランプリを獲得した新星・千原ゆらが出演する。さらに、芸能生活60周年を迎える由美かおるが、48年ぶりの映画出演となる祖母・鈴子役で登場。初の“白髪のおばあちゃん役”に挑戦するとともに、主題歌「とまり木」も担当する。
また、がん患者役に柴田理恵、その夫役に国木田かっぱ、主治医役に佐野史郎といった実力派俳優が出演。人生の終わりや病と向き合う人々の姿を、それぞれの立場から丁寧に描き出す。
監督・脚本は、数多くの映画祭で受賞歴を持つ松本動。石井隆、山崎貴、中村義洋、佐藤信介らの作品で助監督として経験を積み、監督作品は国内外290以上の映画祭で上映され、108冠を獲得している。
がんという重いテーマを扱いながらも、人の優しさや希望、そして「今を生きること」の大切さを温かく描き出す本作。人生に迷ったとき、もう一歩前へ進む勇気をそっと与えてくれる物語となりそうだ。
▼予告編
■作品情報
タイトル:小春日和~Indian Summer~
公開日:2026年5月16日(土)大阪先行公開(第七藝術劇場/シアターセブン)
2026年5月29日(金)全国順次公開(池袋シネマ・ロサほか)
出演:
水村美咲、千原ゆら、由美かおる、柴田理恵、国木田かっぱ、佐野史郎 ほか
企画・製作・プロデュース:楠部知子
脚本・監督:松本動
共同プロデュース:水村美咲
音楽プロデュース:渡邊崇
主題歌:由美かおる「とまり木」
製作:2026年/日本
上映時間:119分
配給:フリック
Ⓒ2026「小春日和」PROJECT

