第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されたスカーレット・ヨハンソンの長編監督デビュー作『エレノアってグレイト。』が、2026年6月12日(金)より新宿バルト9ほか全国で順次公開されることが決定した。公開発表とあわせてポスタービジュアルと特報映像も解禁され、ニューヨークを舞台にした温かな人間ドラマが明らかになった。

物語の主人公は、型破りで底抜けに明るい老婦人エレノア。長年連れ添った親友ベッシーを亡くし、心にぽっかり穴が空いたまま孤独な日々を送っていた。疎遠になった家族との関係もうまくいかず、居場所を失ったような思いを抱えている。そんなある日、何気ない気持ちで出かけたお茶会のつもりが、ホロコースト生存者の自助グループの会合に紛れ込んでしまう。
その場を取り繕うため、エレノアは「今日だけの嘘」として亡き親友ベッシーの壮絶な半生を語り始める。ところが、その語りに深く心を動かされたジャーナリスト志望の学生ニナがエレノアに興味を持ち、二人は世代を超えた友情を育んでいく。久しぶりに胸を躍らせるエレノアだったが、軽い気持ちでついた嘘は思いがけず大きく広がり、やがて思わぬ騒動へと発展していく。
本作は、嘘から始まった出会いをきっかけに、老婦人と若き学生が人生の再スタートを切っていく姿を描くヒューマンドラマ。多文化が交差する街ニューヨークを背景に、家族との確執、老いと若さ、ホロコーストの記憶、そして人が物語を語り継ぐことの意味を、ユーモアと温かさに満ちた視点で映し出す。現代社会の分断や孤独を背景にしながらも、世代や文化を超えて結ばれる人と人の絆を軽やかに描く作品となっている。
主人公エレノアを演じるのは、96歳にしてなお第一線で活躍する名優ジューン・スキッブ。『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、近年は『テルマがゆく!93歳のやさしいリベンジ』でも話題を呼んだ。エレノアと友情を築く学生ニナ役には『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などで注目を集めるエリン・ケリーマン。さらにキウェテル・イジョフォー、ジェシカ・ヘクト、リタ・ゾーハーら実力派俳優が脇を固める。
脚本はトリー・ケイメンが担当。自身の祖母や家族の歴史をもとに約8年かけて執筆したもので、ヨハンソンはその脚本に惚れ込み、初の長編監督として本作に挑んだ。撮影はエレーヌ・ルヴァール、音楽はダスティン・オハロランら国際的に活躍するスタッフが参加し、観光地とは異なる“生活の中のニューヨーク”をリアルに描き出している。
また本作は、ヨハンソンが愛したニューヨークのユダヤ人女性である祖母ドロシー・スターンに捧げられており、個人的なルーツと社会的テーマを重ね合わせた温かな物語となっている。
▼特報

■作品情報
タイトル:エレノアってグレイト。
公開日:2026年6月12日(金)新宿バルト9ほか全国順次公開
監督:スカーレット・ヨハンソン
脚本:トリー・ケイメン
出演:ジューン・スキッブ、エリン・ケリーマン、ジェシカ・ヘクト、リタ・ゾーハー、キウェテル・イジョフォー
音楽:ダスティン・オハロラン
撮影:エレーヌ・ルヴァール
プロダクションデザイナー:ハッピー・マッシー
製作:スカーレット・ヨハンソンほか
製作国:アメリカ
上映時間:98分
配給:東映ビデオ
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